Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

NIKEの伝説的キャンペーンのクリエーターがadidasのキャンペーンを制作すると結構似た感じになった。かっこいいのは変わりないですけど。

blah blah blah 欧州フットボールシーズンを目前に控え、adidasが繰り出したキャンペーンなんですけど、フレーズがイカしてます。 blah blah blahって、話の中の重要じゃない部分を省略して伝える時に使ったり、「うるさいこと」「つまらないこと」みたいな…

JRによるリオでのインスタレーションが伝えるリオの光と影

開幕直前にして、依然「いよいよ感」がない五輪ですが、「JR」の2つの3Dインスタレーションで気分があがってきました。JRは長年、世界中で個人をアートに転換するプロジェクト"Inside Out "を展開中ですが、この2つもその一環とのことです。 1つ目…

これが人間が進化すべき姿。ダーウィンも納得するかもしれない、交通事故に対応する人間の肉体的進化説

この醜い姿をした男の名は「Graham」。 Grahamが、SF映画に登場しそうな醜い怪獣だと思う人はいても、「人が進化すべき姿」であると思う人は皆無だと思います。しかし、これは空想とはいえ、実際に綿密なシミュレーションの末にデザインされた「人が進化す…

キャンバスをつくって何でも配置できる柔軟性のあるデザインシステム「Flexible Framing Device」がとても興味深いです。

イギリスに「Ravensbourne College of Design and Communication」というデザイン系カレッジがあるんですが、今後、総合大学(University)を目指すということで、ネーミングを「Ravensbourne」とシンプルにすると共に、VIを敢行。 その際に採用された「Fl…

人工知能弁護士

ピンチは大抵不意にやってきて、その瞬間、適切な対応が求められるけど、知識がないために悪い結果につながることが多くあります。そして、そんな知識を適切に提供してくれる相棒としてAIが期待されているわけですが、DoNotPayというAIを駆使した駐車違…

全ての障害を持つ人々の、障害を越える能力を讃え、全力で偏見に挑む最高のフィルム「We're The Superhumans」

Superhumans。 英国では障害を持ったアスリートをそう呼んでおります。ロンドン・パラリンピックの放送局であるChannel 4が、オリンピックに比して注目度が低いパラリンピックを盛り上げるべく制作したキャンペーンであり、パラリンピアンの凄まじいフィジカ…

オーストラリアが税金を使って世界を欺くビデオプロジェクトを2年間に渡り展開

10年程前に、当時バルセロナに在籍していた絶頂期のロナウジーニョが練習で、ボールをグラウンドに落とさず、クロスバーに4回連続で当てるという離れ業動画がNikeにより公開されました。当時、ロナウジーニョは超絶プレイを連発していて「彼ならできる」とい…

東京ドーム990個分の広さを持つ、モンタナの荒野の美術館

「美術館」で屋外型というと、大抵は整備された庭園・公園という場合が多いのではないかと思いますが、7月3日にモンタナ州ビリングスという町から100km以上離れたフィッシュテイルにオープンした「Tippet Rise Art Center」は、だだっ広い荒野そのものがで…

「傷だらけの天使」のショーケンのようにビル屋上の小屋で暮らす~都心のビル屋上を有効活用して居住空間を創出

「傷だらけの天使」を観て以来、ショーケンのようにビル屋上の小屋に暮らすことに憧れ続けておりますが、未だその夢はかなっておりません。そのような物件がない、というのが大きな理由ですが、それも近い将来、ベルリンに移住できれば解決するかも知れませ…

アメリカで大人気の個人間送金アプリ「Venmo」をハックして寄付を募るクレバーなやり方

Venmo。 アメリカのミレニアル世代の間でぐいぐい上昇中の個人間送金アプリです。例えば、学校帰りにカフェに立ち寄って、手持ちのお金がないので友人に借りる、なんてことはよくあることですが、そんな時"Just Venmo Me !"(Venmoで返してくれたらいいよ)…

デザイナーはもうちょっと厚かましいぐらいでいい

Designers Should Be A Little More Shameless. デザイナーはもうちょっと厚かましいぐらいでいい。 FAST COMPANYによるランチトークイベントで、WORKING NOT WORKING(クリエーターネットワーク会社)のアーティスト兼共同創業者、Justin Gignacが語ったテ…

レインボーカラーのSkittleが白くなった日

#Brexsitに揺れた先週末の英国ですが、ロンドンではLGBTの祭典「Pride in London Parade」が開催され、BARCLAYS, CITI, VISA, TESCO など、LGBTコミュニティからの支持を狙う一流企業がこぞってサポートしていました。 中でもイカしていたのはSkittle。レイ…

カンヌライオンズ2016、個人的に気になった作品(痺れる作品とインチキ作品)

カンヌライオンズ2016が終了しました。アワードのカテゴリーが年々追加され、ライオンズヘルス、ライオンズエンタテインメント、ライオンズイノベーションと、スピンオフイベントが展開されるに伴い、ほとんど表に出ないながら昨年上場を果たしたオーガナイ…

ソーシャルメディアスターが「涙のソーシャル引退宣言」し、逆に「ソーシャルメディアと闘う戦士」になってリブランディングを図ろうとするも、意図がバレて悲劇的な結末を迎えるというパーソナルブランディングの困難さを物語る話

ソーシャルメディアを駆使してパーソナルブランディングを実行し、一儲けしている人はたくさんいらっしゃいますが、この分野もかなり競合がキツイ状況になっていることはだいたい察しがつきます。これは1人のソーシャルスターが競争から一歩抜け出そうと、…

ギャラリー空間を覗きこむ巨人。セルフィ企画に狂ったように押し寄せる人を見て、セルフィが21世紀の偉大な発明であると感じた次第です。

ギャラリー空間を覗きこむ巨人。よく見るとミニチュア模型ギャラリーが用意されていて、人が覗き込むことで、こんな写真ができあがる。世の写真の半分以上がセルフィではないかと思われる今にピッタリな企画です。ちょっと「進撃の巨人」っぽくもありますが…

いじられるエリザベス女王を見て、白々しくない偶然を仕込んでみたいと思った

ちょっと前の話ですが、英国・エリザベス女王の90才のバースデーパレードが行われました。女王の鮮やかなグリーンの洋服が印象的です。 ところが、この「グリーン」によって、クロマキー合成が可能となり、いろんなコスプレ写真がネット上に投稿されるとい…

公園の大木にネットを張れば、そこは至福の空間に。

広々とした芝生と豊かな木々がある公園は、それだけで憩いの空間であるわけですが、さらに一工夫することで、そこら辺のアミューズメント施設では到底及ばない魅惑的な空間になります。 これは、イタリアの南チロルで行われた"Art & Nature"ってフェスティバ…

5日間に渡り、次々にストーリー性のある10秒動画をSnapchatに投稿し続け、フォロワーを唸らせ続けつつ、それらをパッケージ化してオンデマンド配信する映像ビジネス

Snapchatが日本でもじわじわ来ております。ネット有名人たちも続々参入し、「Snapchatはじめたよ! 」(フォローしてね!)的投稿も目につくようになりました。Snapchatと言えば、リアルタイム性が強く、5~10秒で消滅し、二度と拝めないという儚さ、それ故の…

天才の仕業。本棚をテトリスに。

本棚。自分の家にもありますが、これを本やモノを置く家具以外の目的で使う発想はかつてしたことがありません。 しかし、世界には天才がいるもんです。本棚のグリッドを使ってテトリスをやってみようと考えたのはØyvind Berntsenです。文字からしてトルコ人…

地下鉄職員の警備網をたくみにかわしながら、パリの広大な地下空間でこっそりと行われた創作活動

Désenchantement, 2015. All photos courtesy of the artist 地下鉄を敷設することによって生まれたパリの広大な地下空間で、数年間に渡り、こっそりと創作活動をしていたアーティストRadouan Zeghidour。彼の昼の顔は学生ですが、夜は大都市・パリの地下空…

日頃凌ぎを削るライバル広告会社が「WAR」という名の下に手をつなぐPOST-IT祭り

ソーシャルメディで影響力を持つユーザーが多く存在する業界ってどこか、と考えるとやっぱり広告クリエーティブ界隈ではないかと思います。個々人の発信力の業界別平均値では群を抜いていると想像します。 その広告クリエーティブ会社が集結しているエリアと…

ミレニアル世代を引きつける新しいスポーツを開発し続ける「Whistle Sports」

リオ・オリンピックまで2ヶ月半です。私の胸は一向に高鳴りません。胸が高鳴らないのは、続々と噴出する問題のせいではないです。 リオでは28競技306種目でメダルが争われるとのことですが、一部を除き、よくぞこれほど不人気競技を一同に集めたなと思…

スタッフに勝手にフォトショップされて激怒し、PVを引き上げるミーガン・トレーナーの迫真の演技でアルバム大ヒット間違いなしだとしたら、結構ボロい

ミーガン・トレーナー。ぽっちゃり系カリスマシンガーです。 フォトショップを嫌悪し、惜しげもなくそのぽっちゃりを見せつけ、ヒット曲をかっとばすミーガンは、女性を勇気づけ、自尊心を高め、さまざまな制約から解放するムーブメントの象徴でもあります。…

史上初・満票でNBAシーズンMVPに輝いたステファン・カリーの活躍が人間離れしていてビデオゲームの中のカリーの動きが全く追いつかず、ファンが悲しんでいるらしい

ステファン・カリー(NBA / Golden State Wariors)。 史上初、満票でNBAシーズンMVPを獲得した規格外の男です。自身の3ポイント記録を塗りかえる2015-16シーズンの活躍があまりに変態的すぎて、リアルなカリーと"NBA2K16"(ビデオゲーム)のカリーの動きに…

ダミアン・ハーストの炎上商法的手法を見て、アートの名の下に行動すれば、ひょっとしたら「人殺し」でも許されるのではないか、と思ったりした。

The Physical Impossibility of Death in the Mind of Someone Living, 1991 現代アートの「価値基準」は難解です。「レディメイド」(デュシャン)だって、理解したフリをしていますが、心の奥底では「不必要なモノを買いたい気にさせる広告」とさほど変わ…

終わらない戦争。子供たちにとって、まだまだ続くショッキングな毎日

Most Shocking Second a Day。「Just because it isn't happening here, doesn't mean it isn't happening(ここで戦争が起きてないからといって、世界で戦争が起きていないわけではない)」 シリア内戦の被害を受けた子供たちを支援すべく、Save the Childr…

Snapchatのジオフィルターでライバル企業の社員を直撃リクルーティング

Snapchat。日本でもじわじわ来ております。「スナチャ」と略されておりますが、英語の発音を聞いて素直に文字にしたらこうなった、という感じでしょうか。その「スナチャ」を生んだ国・アメリカでは「スナチャ」がリクルーティングツールとしての活用されて…

フェイススワッピング・ポスターを見て思い出す「カルチャーのスピードで仕事する」という言葉

フェイススワッピング。Snapchat やら MSQRD やらで大流行です。猫も杓子もフェイススワップし始めたと思ったら、すぐにイカしたアレンジをする人が現れます。例えば、この未完成絵画作品とスワップするようなアイデアは痺れました。 Jeanette Hayesさん(@je…

朝の目覚めにフレッシュな空気を一服...「空気ボトル」はミネラルウォーターボトル以来の発明品かも

中学生か高校生の頃、「ハワイの空気」という小さな缶が売っているのを、偶然発見しました。確か、150~200円ぐらいだったと思うのですが、こみあげる好奇心には勝てず、買いました。そして、いろんな思いを巡らせつつ家に持って帰り、缶の蓋を開けましたが…

アイデアが工場でできる時代。WATSONがデザイナーとコラボして、ファッションイベントでドレスを発表

4年前にカンヌライオンズで、Astro Teller(Google X)が言っていた「アイデアは工場でできるようになる」って言葉はとても印象的でした。近年のAI界隈の進歩は、そういう時代が確実に近づいていることを実感させてくれるし、このWATSONの取組みもまたそ…