フェイススワッピング・ポスターを見て思い出す「カルチャーのスピードで仕事する」という言葉
フェイススワッピング。Snapchat やら MSQRD やらで大流行です。猫も杓子もフェイススワップし始めたと思ったら、すぐにイカしたアレンジをする人が現れます。例えば、この未完成絵画作品とスワップするようなアイデアは痺れました。
そんな流れの後.、やってくるのが広告。Snapchatのフェイススワッピング機能活用を意識したNetflixの人気ドラマ「House of Cards」のポスターで、主人公で大統領役のFrank Underwoodとスワップできます。ポスターは反転を見越して、文字が逆さまになっております。ギリギリ、流行りの波の引き際に間に合ったような気がします。
La bonne idée ?! :) #daredevil #houseofcards #oitnb pic.twitter.com/9eCXfwGptd
— Nicolas Garnier (@Nikoslyders) 2016年4月23日
こういうのって、ほんとにスピード勝負です。フェイススワッピングも一瞬で拡がって次の瞬間飽きられてしまって、今やったら「ダサい」感じすらします。 このスピード感で作業をしなければならないのなら根本的な見直しが必要です。3年前のカンヌライオンズでBeats by Dr.Dreが言っていた「ブリーフなんて必要ない。カルチャーのスピードで仕事するんだ!」って発言が心に残っています。そのために、クライアントとクリエーターは共同体となり、同じ部屋で作業し、四六時中ユーザーの動きをウォッチし、アクションを起こす。TVCMだって、今日プランニングして、明日タレントと契約して、3日後に撮影して、1日で編集して、その2日後にオンエアする...みたいなこと言ってました。クレージーな時代です。クレージーに生きなければサバイブできないということなのでしょうが、サバイブする自信はないです。
(via ADWEEK)