ギャラリー空間を覗きこむ巨人。セルフィ企画に狂ったように押し寄せる人を見て、セルフィが21世紀の偉大な発明であると感じた次第です。
ギャラリー空間を覗きこむ巨人。よく見るとミニチュア模型ギャラリーが用意されていて、人が覗き込むことで、こんな写真ができあがる。世の写真の半分以上がセルフィではないかと思われる今にピッタリな企画です。ちょっと「進撃の巨人」っぽくもありますが、とっても精度が高いです。
ミニチュアは全部で4タイプ用意されています。これはルーベンス展開催中のルーブル。細部までこだわっています。女性の長い髪がフロアに広がる感じがいいです。
ダミアン・ハースト展開催中のテートモダン。最近、毒ガスを発することが明らかになった出世作「Natural History」もディスプレイされております。
ロイ・リヒテンシュタイン展開催中のガゴシアンギャラリー。
この企画の作者であるTezi Gabunia展開催中のサーチギャラリー。
"Put Your Head into Gallery"となづけられたこのプロジェクトの撮影模様です。イベントとして実施したみたいですが、長蛇の列です。セルフィへの異常な関心が現れています。セルフィは21世紀の偉大なる発明です。
作者のTezi Gabuniaによると、テーマは「Falsification」(改ざん)。デジタル時代になって真実と嘘の境界線がよくわからない状態になっていることに対するメッセージだと思うのですが、そんなこと横に置いておいて、とっても楽しそうな企画だと思う次第です。
(via The Creators Project)