朝の目覚めにフレッシュな空気を一服...「空気ボトル」はミネラルウォーターボトル以来の発明品かも
中学生か高校生の頃、「ハワイの空気」という小さな缶が売っているのを、偶然発見しました。確か、150~200円ぐらいだったと思うのですが、こみあげる好奇心には勝てず、買いました。そして、いろんな思いを巡らせつつ家に持って帰り、缶の蓋を開けましたが、当然、缶の中は空でした。一瞬「えっ」となりつつも、慌ててその缶の中の空気を吸ってみましたが、「わっ、ハワイだ」と感動するには至らなかったと記憶しております。
カナダ・ロッキー山脈のフレッシュな空気を詰め込んだ"Vitality Air"は昨年末頃、「中国を中心にかなり売れているぞ!」と話題になりました。1缶19カナダドル(1700円)で販売されております。
また、オーストラリアの起業家が立ち上げた"Green & Clean"は、Blue Mountains, Bondi Beach, Tasmania, Gold Coast...など、オーストラリア国内の採取地毎に商品展開しております。1缶19豪州ドル(1500円)弱で販売され、1缶につきだいたい130~140回深く吸い込むことができるそうです。
"Green & Clean"曰く、原材料はゼロなので、一見ボロい商売のように思うけど、空気をパッケージするのはそんなに簡単ではなく、専用のマシンが必要になるそうです。
これら海外勢より以前から、中国国内ではビリオネアが350mlの空気缶を5元(82円)で販売しています。井崗山という地域で採取した空気とのことです。海外製と違ってプルタブ缶なので、一端開けると一気に吸い込まなければならないので、あまり役に立つような気はしません。また、都市部の中産階級には海外製の方が受けが良いのではないかと察します。