デザイン・オブ・ザ・イヤー「ショートリスト」~宇宙生活や人種問題、大気汚染、難民問題、使い古しスマホ問題をデザインで解決
DESIGN MUSEUM(ロンドン)。
コンラン卿がつくったモダンデザイン博物館が「DESIGN OF THE YEAR」のショートリストを発表したので幾つか気になる5作品をピックアップした。どれも世の中への問いが明快です。
The Space Cup
by Mark Weislogel, Andrew Wollman John Graf, Donald Pettit
無重力空間で使えるカップ。飲み口があるのに液体が飛び出さないのがサイエンスです。近くやってくる宇宙旅行時代にはこういうプロダクツが不可欠になる。
The Talk
MTV
Get More: Music News
アメリカの祝日「マーティン・ルーサー・キング・デー」にオンエアされたMTVの特番。この日を人種について考える日とし、多様な著名人が出演し、人種ついて語る12時間番組を展開し、CMも含めて、そのすべてを「モノクロ」で放送した。
感動的なアイデア。
The Smog Free Project
by Daan Roosegaarde
スモッグを吸い込んでスモッグフリーのバブルを排出することで、野外の空気を清浄する高さ7Mのタワー。現在、ロッテルダムで実験されていて、将来は中国やインドでの需要を目論んでいる。中国ではフレッシュな空気缶が販売されているほど空気への需要が大きい。少なくとも缶よりこっちの方がより人間らしい生活を取り戻せそうだ。
REFUGEE REPUBLIC
Jan Rothuizen, Martijn van Tol, Dirk-Jan Visser, Aart Jan van der Linden, Yaniv Wolf and Christiaan de Rooij
イラク北部にあるシリア難民キャブのインタラクティブドキュメンタリー。難民キャンプとはいえ、数十万人~100万人規模になると、それは国のようなモノ。そこにはいろいろなドラマがある。ちょっと見づらい部分もあるけど、発想が好き。
ギュンターが提唱した「難民を資本として捉えて世界の難民をつなぐ"Refugee Republic"」の概念も意識しているのかもしれない。
Phonevert
by Tomo Kihara, Keisuke Jo,Kosuke Takahashi,Seibe Takahashi, Nagomu Sugimoto
年間2億8000万台にのぼる使われなくなったスマホの有効活用を目指す非営利プロジェクト。例えば「子供の居場所をトラッキングして報告」とか「外出中の監視カメラ」とか単一のソリューションで終わるのではなく、Phonvert (Phone+Convert)という造語を世界に広めて、使い古しのスマートフォンの再活用を継続的に促すことが狙い。
意表を突いたアプローチがおもしろい。
例えばの使い方はごくごくシンプルです。
Cry Alert: 赤ん坊が泣けば知らせてくれる
Tridge Cam: 買い物中に冷蔵庫の中をチェック
(via The Creative Review)