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Campaign, more than anything

Insight

ニューカッスルの水たまりを巡るドラマ

しとしと雨が降る水曜日のDrummond Central (Newcastle)。とあるマーケティングエージェンシーが、オフィスの近くにできた、中規模の水たまりにカメラを向け、Periscopeで中継を開始した。 一気に飛び越えようとする人、異常に躊躇する人、慎重に横から回り…

あなたの言葉が詩の一節になるインタラクティブビルボード

GoogleがロンドンのKing's Cross駅(Googleの新HQ最寄り)で実施した企画がとても風情ある感じだ。"The Poetrics"と名づけられたインタラクティブビルボードにはマイクロフォンと17枚のLEDパネルが設置されており、通行人がマイクに向かって何か言葉を発すると…

中国では場所・人・イベントの名前というのは他のカルチャーよりも話のネタになる傾向がある

海、青空、山、動物、遺跡...かつてはこれらの印象的な写真や映像を見せつけるのが観光キャンペーンの定番だったけど、"The Best Job in the World"(2009)あたりから、企画の質が大きく変わって、今ではそういった正攻法はあまり目に入って来ない。 "Great C…

インターネットで一歩先を行くアダルト界の新手

アダルト業界はインターネットの世界で常に一歩先を進む存在であることはよく言われていることだけど、この"#Hands Off"という企画はかなり感動的だ。 このビデオに登場する"Marc Dorcel"は欧州アダルト界のキングらしいんだけど、彼の目下の悩みは、ネット…

自転車社会に対応したドライブスルーサービス

特に先進国では「車より自転車」の傾向が強くなってきていて、自転車専用道路の設置や自転車増加に伴う道路交通法改正なんかが行われているけど、そういった移動手段の変化があるならば、これまで自動車向けだったドライブスルーでも自転車対応が必要になっ…

現代人はWiFi乞食

人は夏になると海辺に行って肌を焼き、皮膚癌になる。「皮膚癌になるから気を付けて!」と言った所で、太陽の魅力には勝てず、人は肌を焼き続ける。こんな向う見ずな人の行動を変えるためにどうすべきか? 太陽に勝る餌を使って日陰におびき寄せるしかない。そ…

飲酒運転する人はUberの見込み客

"飲んだら乗るな"は鉄則だけど、それでも乗る人はいて、事故が起きる。その可能性はしらふ運転の3倍。バンクーバーはそんな人が比較的多いのだろうか。Uber(タクシー配車App)は、この問題を解決すべくがバーが密集している地域の道路脇に洒落たフォルムのア…

子供の躾は胡椒が担う

家族の楽しい食事の時間はテレビやスマートフォン、タブレット、ポータブルゲーム機などにより台無しになっている。幼い子供からゲーム機を取り上げようものなら、泣き叫び、親は仕方無く取り上げるのを諦める...今やそんな光景は世界中至る所にある。こんな…

疲れ切ったフットボールの交代選手は最新自動車テクノロジーにとって最適のメディアになる

最近はテレビ番組に提供してもCMをオンエアする以外に色んな形で露出の形を探ることが多いと思うんだけど、このVolkswagenのケースは新たに導入された"Fatigue Sensor"に焦点を当てた一風変わった露出の形だ。 "Fatigue Sensor"は「ドライバーのステアリング…

車の安全性はドライバーと同乗者を守るだけではない

Volvoにとって「安全性」はブランド価値の根幹であり、ドライバー・同乗者を守ることに強い使命感を感じている。この"LIFE PAINT"なるスプレーはその考え方を更に拡張し、車体の外側に存在する事故原因に対してアプローチしている。 日本でもそうだけど、欧…

マーケティングと生活者の戦い~顔認識技術を打ち破る眼鏡

スマートフォンが普及する中、我々平民ですら常に無差別写真の危険に晒されるようになった。Google Street Viewのようなビッグデータプロジェクトによって、知らぬ間にパブリックドメインに自分自身が登場するという悲劇もある。そして、Facebook"Deep Face"…

人を見て読ませるか読ませないか判断する本

"Don't judge a book by its cover"(本は見た目で選んじゃダメ!)...欧米にはこんな言い伝えがあるそうなんだけど、ならば逆に"本自身が読み手を判断する本"を作ろうというプロジェクトが"The Cover That Judges You"。ブックカバーにカメラが内臓されており…