Guerrilla
ロンドン中心部の地下鉄やテムズ川周辺を体長2.5mのシロクマが闊歩し、道行く人たちに驚きと安らぎを提供した。しかし、このシロクマは北極圏から漂流した訳ではない。ハリウッドの職人たちが6週間の月日と8.4平米の毛皮を含む30種類のマテリアルを駆使して…
トイレの洗面所の鏡越しに顔認識し、鏡に映るあなたを道化師に変身させるPepsi Maxのハロウィン企画。合成の精度が高く、道化師姿も違和感が無い。ホッとするトイレ後だけにこれはかなり驚くだろうな。 1週間で100万視聴弱。この手の実験企画って結構視聴数…
Coca-Colaを筆頭に清涼飲料水が肥満の大きな要因であると考えられている米国。人々にもっと水を飲んで貰うべく非営利団体"Partnership for a Healthier America"が仕掛けたのが"Drink Up Fountain"。 一見、公園にある普通のウォータークーラーだけど、人々…
不特定多数の人が利用する地下鉄の駅のホームの床は汚さの極致だ。そんな場所で、1人の男がおもむろに床の一部を掃除機でクリーニングし始める。そして、掃除した床に食べ物をぶちまけ、そこがまるでレストランかのように、ナプキンをしてフォークで食べる。…
タイムラインを"Ice Bucket Challenge"で占領され、その映像がゲイツやザッカーバーグなど当初のセレブによるチャレンジから徐々に普通の人々へと移行しつつある今日この頃、不謹慎極まり無い企画が放り込まれた。 Samsung Galaxy5Sがその防水性能を活かして…
真黒な外観のレストラン。前に停まっている車も真黒。そして、店内は真暗で、ガラスも黒い。恐る恐る店内に入るとそれは"ダイアログ・イン・ザ・ダーク"の世界で、ナイトビジョンゴーグルを装着した店員がアテンドしてくれる。この不気味なレストランの名は"…
フットサルに興じるプレーヤーの背後に現れたプロジェクションのメッシ。そのメッシがそのままバルセロナの街中をドリブルする。メッシモデルのスパイク"adizero f50"のプロモーションとメッシのバルセロナ帰還のセレブレーションとして実施されたようだ。 …
鏡の前に立って笑うとSelfieしてくれるというシンプルなアイデア。Doveは"Real Beauty"を標榜しており、過剰な化粧や装飾ではなく、あなた本来が持っている美しさを引き出すということを常々主張しているので、よくある困ったときの"笑顔頼み"みたいな企画と…
コンサートの休憩時間、トイレに入って洗面所の蛇口を捻ると音が出る。幾つかある蛇口全てが同じ音ではなく、それぞれ異なる楽器音が割り当てられており、同時に蛇口を捻ると1つの曲になる。トイレ利用者は必要の有無は別として、蛇口を開けっ放して音楽を楽…
Banksyがここまで有名になると、それを利用しようとする人間が現れる。彼の路上作品を壁ごと盗んで美術商に売り飛ばすのもそうだし、このFILA"Occupy Banksy!"もそうだ。 FILAのシューズを半分にカットして、数多あるBanksyの作品の登場人物に履かせれば、み…
激務の後の酒はうまい。ぐいぐい飲んでしまう。そして人々は力尽き、道端で眠る。こんなよくある都会の悲哀に満ちた光景をメディア化するという発想"The Sleeping Drunks Billboard"。酔い潰れた大人の傍らには"お酒は程々に"という優しい言葉と、#nomisugi…
正直、ドッキリ的手法で驚かせて広告するというのは個人的に好みではないけど、このPepsi Maxによるロンドンでの仕掛けはちょっと面白いと思った。 3方が透明ガラスで覆われたオーソドックスなバス停。その一方にARで非現実的な世界を描く。例えば、隕石が落…
年末〜春までの寒さが酷くなる時期になると、北半球の西洋諸国では「ホームレス救済」を呼びかける広告が乱舞する訳ですが、このNYCで展開された非営利団体"Crossroads Community Services"による広告もその1つ。 "EATING ON THE STREET ISN'T PRETTY"(スト…
世界中に物流ネットワークを持ち、ライバル会社よりも速く目的地まで運ぶことが出来ると自負する"DHL"が、その自信を費用をかけないで宣伝すべく考案した企画"Trojan Mailing"。敵を欺き勝利を勝ち取った戦術'トロイの木馬'にちなんだその名の通り、ライバル…
季節外れのノースリーブでシャネルのバッグを片手にNYCの地下鉄に乗り込むブロンドの女。これだけでも十分引けるが、この後更に、ドン引きさせる行動に出る。 手に持っていたシャネルのバッグをムシャムシャと食べ始め、最終的には隣の男にも食べるように強…
これ、一見何でも無い街の風景写真だけど、この中にスケートボーダーにとっての重要なアイテムが隠されている。 ストリートでスケートボードに没頭する姿は時々目にするけど、マドリッドでは「危険」「通行人に迷惑」と見なされ、駆逐される傾向にあるらしい…
世界的には11月20日が子供の日。子供の日に'大人が子供の時の気持ちを忘れない日'という意味があるのかどうか知らないけど、ペルーのMcDonald'sは、そんな意味合いのファニーな企画を展開した。 それもちょっとしたアイデアで、カウンターを高くするだけ。オ…
WestJet(カナダのLCC)の搭乗口に設置されたデジタルサイネージに乗客がボーディングパスを翳し、サイネージの向こう側のサンタさんと会話。'クリスマスに何が欲しい?'とのサンタの問いかけに、タブレットやテレビなど好き放題回答する乗客たち。 そして、彼…
IKEAは生活空間におけるアイテムを見せる絶好の場所だ。ただ1つの問題はIKEAは自社製品しか置いてくれないこと。ならば勝手に置いてしまえ!と行動に移したのが、米国のデザインスタジオ'Upwell'。 彼らが開発した“Walhub”は電気のスウィッチとハガキ置きや鍵…
広告はアテンションが重要である。そのアテンションを獲得する為に最近、度の過ぎたドラマ性を追求したドッキリビデオが横行し、視聴数を獲得している。そんな風潮に対してトロントのエージェンシー“John St.”が警鐘を鳴らしている。 まずは、彼らが実験的に…
Eminemのニューアルバム“Marshall Mathers LP2”のスウェーデンでのプロモーション。ステンシルで道に落書きするのではなく、高圧洗浄機使って道をキレイにしているから全くの合法。 道が既に汚れていることを逆手にとった素晴らしいアイデアだ。
NYCのコーヒーショップ。PCで作業中の女子の珈琲をひっくり返してしまった男を、怒った女子が'テレキネシス'(STAR WARSでいうフォース)を使って壁際に持ち上げ、床にたたきつけ、テーブルを全て動かし、書棚の本が飛び出させ...というドッキリ。 主人公がテ…
Milanoの路面を突き破って地下世界から現れた潜水艦“#L1F3”。事故に巻き込まれ乗り上げられた小型車、次々とやってくる救急車、レスキュー隊員の数々...。 当然のことながら真っ赤な嘘の訳で、仕掛けたのは保険会社のEurop Assistance。“Protect Your Life”(…
日曜午後の'Chicago River'。‘500L’‘500 Cabrio’‘500 Abarth’等、間もなく発売予定の4台のFIATが2艘の船を従えて水上パレード。 目撃ビデオが幾つかアップされている。 FIATがAmalfiからNYCへと海上を旅するTVCMを意識した仕掛けのようだ。 是非出会いたい。…
英国のJurassic Coastに漂流した12.19mの巨大なドラゴンの頭部の化石。場所が場所だけにミステリーな感じだけど、これはHBOの人気ドラマ“Game of Thrones”のプロモーションだ。 今の時代にこの手のフェイクがどこまで話題になるのかわかりませんが、化石のク…
全身にレシートのような紙を貼り付けた男がトロントの街角に現れた。その紙には'Pull'と描かれている。道行く人達は'Pull'の指示に従いその紙を剥がし始める。 すると男は痛そうな表情をする。それもその筈、その紙は脱毛WAX“Fuzz Wax Bar”で男の身体に貼り…
JFK空港のTerminal 8には"Heineken Departure Roulette"なるルーレットが週に2日間設置されている。 例えばあなたが東京へ旅する為にJFK空港に訪れ、このルーレットのボタンを押した場合、かなりの確率であなたの東京行きチケットはゴミ箱行きになる。つまり…
海外を旅するのは楽しい反面、不安もある。現地の人と接したいけどきっかけを掴むのは簡単では無い。そういった旅人意識に目を向けたのが“Molson Canadian”なるカナダのビアブランドだ。 Canterbury, White Cliff of Dover, London, Northern France, Cassel…
PEPSI MAX=ノンシュガー=軽い=空中浮遊。これは写真撮らずにいられないですね。
スタジアムのオーロラビジョンに映し出されると大喜びするのが普通だけど、時には気づかずにボーッとしている人がいる。5月4日に3万人の観衆を集めて豪州で行われたラグビーの試合で、カメラが一見つまらなそうに鼻くそをほじっている青年を捉えた。 本人は…