Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

チョーク一本と路面環境を利用してホームレスの窮状を訴える


年末〜春までの寒さが酷くなる時期になると、北半球の西洋諸国では「ホームレス救済」を呼びかける広告が乱舞する訳ですが、このNYCで展開された非営利団体"Crossroads Community Services"による広告もその1つ。
"EATING ON THE STREET ISN'T PRETTY"(ストリートで食事するなんて酷い)のコピーで道路の凹みが口になっているのが上手い所。

"WHAT SOME NEW YORKERS EAT IS HARD TO SWALLOW"(何人かのニューヨーカーたちが食べているモノはとても酷くて口にできない)のコピーで画の口元にゴミ袋が積んである。

"LIVING ON THE STREET CAN BE ALL-CONSUMING"(ストリートで暮らすとたとえどんなモノでも口にしてしまうかも知れない)のコピーで大きな凹みが口になっている。

"Saatchi & Saatchi Wellness New York"のアイデアなんだけど、ホームレスの現状を道路の環境とマッチさせて表現するというのがイケてる。そして、チョークと画を描く技術さえあれば完結するというのも素敵。