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ポスティングという手法は安上がりかもしれないが、極めてレスポンス率が悪い。また、高級な商材を販売するには不向きな印象がある。しかし、カナダのポルシェディーラーである“Pfaff Auto”が採用したOne to Oneポスティング的手法はそれらのイメージを翻す…
「車の試乗」は自動車販売の定跡形であるが、「タイヤの試乗」というのは聞いたことが無い。導入したのは新製品である“Eagle F1”のコントロール性能を是非とも知って欲しいと願うGoodyear。 「試乗」といっても自分が運転する訳ではない。Goodyearの職員に扮…
電気自動車をセールスするのに、これまでは「エコロジー」をアピールすることが多かったように思う。これは主に環境意識の高い人を動かすことが狙いだ。所が、もっと拡販したいということになると「エコロジー」では難しく、変わって強調されるのが「エコノ…
アダルトブランドのBeate Uhse AGがミュンヘンの広告代理店“Interone”に提案し、パリで開催されるランジェリー見本市 "salon international de la lingerie"の招待状として配布された“Face Bra”。 パリへのフライトでこれを使って眠れば、エロティックな夢を…
いつも思うことだけど靴の試着ほど面倒なことは無い。サイズを取り寄せ、紐を結んで、ほどいてしているとあっという間に時間が過ぎる。そんな靴選びの手間を省く目的か、あるいは手軽に試着することで「買うつもりが無かったのに買ってしまった作戦」を狙っ…
「お金を入れてボタンを押してもジュースが出てこないベンターを思いっきり蹴ったらジュースが出てきた」というのは昔のドラマで時々見たシーンだ。しかし、そういう仕様のベンダーを故意に作るという発想は今まで無かった。 ここはアルゼンチン。ご存知サッ…
日本ではあまり見かけないけど、海の向こうでは「ルームシェア」というのはごく普通のこと。ルームシェアでは冷蔵庫もシェアすることになるんだけど、「人のビールを事後承諾で飲む」ということは結構頻繁に起こってしまう。そして、それが「ラス1」のビール…
日本では無精髭スタイルが定着しているが台湾では髭男子は少ないとのこと。そんな傾向というのは髭を整えるのに便利なグルーミングシェーバーを販売するPhilipsにとってはあまりよろしくない。 ということで、Philipsは「オシャレに決めるなら髭!」を体験し…
「無銭飲食した男が皿洗いで罪を償う」というのは昔からの言い伝えである。その言い伝えをそのまま“Wash Your Bill”なるキャンペーンとして展開したのはブラジルの食器洗いスポンジブランド“Scotch-Brite”だ。 ブラジルNo.1ブランドながら若者の利用に問題を…
GuinnessをオーダーしないとスキャンできないQRコードグラス。スキャンしてTweetしたり、Facebookにコメントをポストしたり、FoursquareでチェックインするとGuinnessのクーポンが発行される。 ビアブランドが料飲店にグラスを配るのは定跡中の定跡だけど、…
食品や調味料、お菓子といった商材をどうやって売り込むか考えるときにとても大切なことの1つが、「売場でどうやって存在感を確保するか」。必然的に都合のいい流通タイアップ企画なんかを考える訳だけど、日本では流通側のチカラがあまりにも強大過ぎて、手…
金融情報サービスのBloombergがトレーダー向けに提供する“Trading Solutions”なるソフトウェア(トレーディングのマネジメントソフトウェア)のプロモーションとして“Labyrinth”(迷宮)なるBloombergユーザー限定オンラインゲームを4週間限定でリリースした。 …
O2Oが企画会議で呪文のように唱えられる中、ブラジルのアパレル店“C&A”がハンガーに注目したO2Oの仕組みを導入した。C&AのFacebook App“Fashion Like”にディスプレイされている商品の中で、気に入った商品のハンガーに設置された“Like!”ボタンをクリックする…
中東に赴任したビジネスマンがまず最初にすることは家探しと車の購入、この2点につきるそうだ。ならば両者がタッグを組むというのは必然。NISSANは、ドバイ最大の不動産仲介サイト“dubizzle.com”に家探しに必要な予算や家族形態を入力すると、その生活スタイ…
ウォルマートが韓国で141店舗展開するEmartが、12-1pmのランチタイムに売上が伸びないという弱点を克服する為に投入したのが、この“Shadow QR Code”。太陽の傾き加減により12-1pmの時間帯のみスキャン可能になるという限定QR Codeだ。 このQR Codeをスキャン…
靴を買うのはかなり時間がかかるモノだ。必ずフィッティングが必要だし、一回で必ずフィットするとも限らない。そんなお客様に対してお店はお客様満足の姿勢をアピールすべく「ゆっくり選んでください!」という態度をとる。しかし、実際はお客様1人あたりの…
一線級のデザイナーが創ったバーで飲むビールも、抜けるような青い海に浮かぶ無人島で飲むビールにはかなわない。無人島で飲むビールは実際の味よりかなり旨く感じさせてくれるに違いないハズだ。 そんなことを考えたXXXX GOLD(豪州/ビール)は、グレートバリ…
ビールは好きだ。しかし、ビールで困ることもある。「クラブで踊りながら飲むとこぼれる」「コースターがボトルにくっつく」「ディスコで踊っていると自分のボトルを見失う」「ビールも好きだけどスナックも好き。一緒にならないか?」「夏にビールを飲んでい…
ドミトリーの一室で仲間と取り留めも無いおしゃべりをしている時、そんな時こそピザを注文するタイミングだ。だからこそ、そのピザが罰ゲーム仕様になっていると「注文しようぜ!」ってことになる。 そんな罰ゲーム仕様のピザ“Pizza Roulette”を開発したのは…
Coca-Colaが豪州のクリケット・ナショナルチームにスポンサードしたのをきっかけにリリースしたマストバイキャンペーン。1.5lボトルを2本買うと漏れなくボトルをクリケットのバットに変身させるグリップとボールがついてくるという仕掛け。 プロダクトの形状…
日本でも何年か前にネーミングライツが大流行した。例えば「日産スタジアム」なんかがそうだ。ネーミングライツを購入すると、VIPルームに法人客を招待したり、生活者を試合観戦に招待したり、その権利をプロモーションに活用する訳だけど、こんな活用法はお…
Karl Lagerfeldが手がけるブランド“Karl”がオンラインファッションストアのNet-a-Porterにオープンしたことを受け、パリ・NYC・シドニー・ミュンヘンのショップフロントに“Karl”を含むNet-a-Porterのホットなアイテムが購入できる「ヴァーチャルショップ」が…
“X'mas Carol Torture!”(聖歌の拷問)って何それ? 聖歌と拷問という対照的な言葉が組合わさったこのクリスマスキャンペーンは、スウェーデンの家電量販店“Pause”とオーディオブランドの“Geneva Labs”による仕掛け。キーフレーズが「オーディオ天国に行きたい…
“WANT TO STEAL BANKSY?”...こんな挑発的なメッセージを“Art Series Hotels”なる豪州のホテルチェーンがリリースした。このホテルがBanksyの作品を手に入れたのは2007年。勿論、盗賊から購入した作品で(Banksyがどこかの壁に描いた作品を盗賊が勝手に壁ごと…
7-Eleven(豪州)はかねてからSlurpeeなるフローズンドリンク(いくつかあるフレーバーを好みに応じてミックスできる)を販売していたんだけど、Coca-Colaがこの市場に参入してきたのに対抗する為に、“BYO(Bring Your Own)DAY”を実施した。これは、決められたあ…
フィッティングルームに入って試着し、鏡を見る時は真剣だ。特に似合うかどうか微妙な感じの時は。そんな眉間の皺を寄せる状態の時に、肩の力が抜けるようなお楽しみを提供してくれたらどうだろうか? きっと、「買う」方向に近づくのでは無かろうか? 「ぽっ…
クリスマスプレゼントにメッセージカードをセットするというのがこれまでの定跡なんだけど、カードの替わりにヴォイスメッセージをセットするという提案を百貨店のJCPenneyがなさっている。“Santa Tag”と題されたこの企画は、JCPenneyでプレゼントを購入する…
食品やお菓子ブランドは、その商品が無添加で身体に優しいならば是非とも印象づけたいハズだ。しかし、大量生産の製造工程を見せてもダイナミック且つ繊細なマシンの動きに目が奪われるばかりだし、真面目に「無添加です!」というのでは情報を受け取ってもら…
以前、Beetleに10年近く乗っていたこともあり、“Volkswagen”は個人的にはかなり「目に入れても痛くないブランド」なんだけど、その“Volkswagen”(蘭)が“Fanwargen”なるファンを「キュン死」させるキャンペーンを立ち上げた。 FacebookページでクラッシックなT…
痔に悩む人がバイクに乗るとどうしても「立ち漕ぎポーズ」なってしまう。そして、その時の状況をリアルに表現したのが、この「ノート」だろう。“Preparation H”なる痔の薬の広告なんだけど、うまいな。