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Campaign, more than anything

世界一速いシューズを世界一速く買えば安くなる


靴を買うのはかなり時間がかかるモノだ。必ずフィッティングが必要だし、一回で必ずフィットするとも限らない。そんなお客様に対してお店はお客様満足の姿勢をアピールすべく「ゆっくり選んでください!」という態度をとる。しかし、実際はお客様1人あたりの接客時間を極小化してこそ運営効率が上がるので、本音は「さっさと買って出て行ってくれ!」だが、勿論、そんなこと言えない。
だから、理想はお客様が積極的に早く購入することであり、そんなことを促すキャンペーンをPUMAが導入した。「世界で最も早いシューズ(ボルトが履いていることから彼らは近年このフレーズを使っている)を世界で最も早く買おう!」というのがそれだ。
エントランス付近に設置したボタンを押し、急いで商品を選択し、購入時に再びそのボタンを押すと要した時間がわかり、その時間の大小によって割引特典があるという仕掛けだ。


これはかなり面白い実験。PUMAが良い結果を出せば様々な小売業態が追随する可能性がありそうだ。