Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

スーパーボールが待ち遠しい

「3人の友と一頭の鯨」。何があったのか、何が起こるのか? 「タイヤか、それとも人生か?」不敵な笑みを浮かべる奇妙な男と美しい女。 世の中には物語の亀裂部分に仮説という人間の特技を使って比較的簡単に架橋できるものと、そうでないものがあるが、これは…

最上級の冒険野郎

退屈な毎日にうんざりし、破滅的な恋愛、見知らぬ土地への一人旅、今日とは違う明日...を求める人が多いということは人間とは程度の差こそあれ、基本的に冒険的なのであろうと思う。そして、そのDNAが最上級に位置する1人が、この度、人類史上最も高い地上12…

日米尻比較

“Best Bottom in the World”。アメリカンアパレルが世界最高の「尻」をお探しになっている。顔や身体の他の部位は不要。アメリカンアパレルのパンティ、ブリーフ、ボディスーツを身につけ、後方からナイスな写真を撮って投稿し、オンライン投票にて2名が次期…

肉食型男子必須アプリ

世の殿方が等しく受け継いでいる狩人的DNAを一貫して応援し続けているLynx(ユニリーバの男性デオドラントブランド)が、狩人垂涎の的の3つの機能が搭載されたiPhone アプリをリリースした。 1.Spin The Bottle 合コンゲームランキング第1位の「王様ゲーム」と…

殿方を救う画期的装置

彼氏がバーやクラブに行くことを世の彼女たちは快く思っていない。そこにどんな出会いがあるかわからないからだ。よって、男は心拍数を16ビートにしながら嘘で誤魔化そうとするが、恒久的不信状態にある女はかさにかかって攻撃力を強化する。 そんな現代を生…

温故知新のOOH by Alfa Romeo

OOH

「クルマを売りたい人は、次に新しいクルマを買う。だったら売りたいクルマの広告スペースをつくってあげるから、随分安くなったアルファロメオの買い換えでも検討してみて!」 アルファロメオはブリュッセルでのカーフェアに合わせて、このようなOOHを50箇所…

さらっとしたマクドナルド

北欧マクドナルドが北欧の歴史に残る2人の伝説のスキーヤーが繰り広げるライバル物語“Dreaming in Mono”を、全7話に分けてdreaminginmono.comで公開。更に、全7話をつなげて60分ドラマとし、Nordic TV Networkで放送するようだ。 ストーリーは1974年、“Alain…

ここ一番で二番煎じ

スーパーボール前、ビール会社にとっては大切な時期だ。全米中で繰り広げられるスーパーボールパーティで自社ビールをお供にしてもらえるかどうかがかかっている。そんな失敗が許されない時期だからこそ、至極の真・新作よりも過去の自分自身の大ヒット作の…

ハイチに思ふ。

時代の空気に敏感にならなければならないと思う一方で、全然敏感で無い自分がいる。「敏感で無い」と感じるのは俊敏に動く人たちが居るからだ。先日のハイチの大地震でミュージシャンやセレブリティはいち早く行動している。Alicia Keys, Coldplay, Bruce Sp…

疑わしい「夢」「共感」世にはばかる

企画作業でラビリンスに陥った時、逃げの一手で、とりあえずあてがいたくなる言葉の1つに「夢」がある。この言葉、ほとんどの企業にフィット“しない”言葉であるが、悪い気がしない前向きな言葉とあって採用する企業も多い。しかし、数少ないがしっくりくる企…

“Spike Jonze”降臨

Web

「マルコビッチの穴」でアカデミー賞を受賞した“Spike Jonze”が“Absolut Wodka”のスポンサードで制作するショートフィルム“I'm here”(30分)を3月にリリースするとの発表が、開催中のSundance Film Festivalで行われた。Jonze自身初のラブストーリーのようで…

ローラーコースターで二匹目のドジョウを狙う

「地下鉄だって、図書館だって、スーパーだって、Barclay Cardがあればスイスイ行ける」...というお題に対し「ウォータースライダー」(映像下)で応えるという発想に唸った前作から1年以上の時間を経て、「ローラーコースター」(映像上)で二匹目のドジョウを…

「裸体」「巨大」「通行者をいじる」と「熱い」「痛い」「溺れる」

その昔、キリスト教が未開の大陸に宣教師を派遣し、布教活動を行ったが、この度は、PUMAがフットボールというある種の宗教を布教すべくカナダの地に降臨し、ワールドカップ予選のイタリア−アイルランド戦にあわせて“PUMA FOOTBALL BASH”なるイベントを開催し…

「エロ」を「ほのめかす」技

10日程前、おふざけ大好きな“AXE”のビデオということで期待を胸にチェック。しかし、「これは無いなっ」と即断した。ところが今日、ヴァイラルランキングをチェックすると50万近くの視聴数を記録し、上位に食い込んでいる。 よくあるショッピングビデオであ…

犬でもわかるキャンペーン

物事を複雑に考えてしまうRPG的悪癖がある。ヒットするキャンペーンとは極めてシンプルだというのに。そしてそんな教訓をいつも与えて下さるのがオランダのVodafone。昨年もいくつか紹介したが、新年早々珠玉の一品をリリースなさった。題して“Lucky Call”。…

“Air New Zealand”は獲物を狙うクーガー女を応援

35才を超え、10才以上年下の男を狙っている独身女性は“クーガー(ピューマ)”であると“Air New Zealand”がおっしゃっている。そして、この度“Air New Zealand”は“Grab A Seat contest”を開催。“クーガー”な女性とそのターゲットである男性の写真を募集し、どう…

エスカレートする公共広告

この仏の“Anti AIDS”キャンペーンしかり、昨年紹介した若者の飲み過ぎ注意を啓発するキャンペーンしかり、公共広告は企業広告のようにイメージを強く意識しないでいいのを良いことに、倫理観を忘却の彼方に葬り去ってしまっているようだ。

失恋はチョコで癒す

「大好きな人にチョコを贈って愛を告白」−バレンタインに代表されるようにチョコは極めてポジティブなおやつである。 しかし、である。イスラエルのチョコメーカー“Tnuva”は、この業界の定跡形を無視する行動に出た。「失恋の傷を癒すチョコ」である。 “Tnuv…

Google的ヴァイラルキャンペーン

あいかわらずの勘違いである。3人の忍者が箱を斬りつけ、中からGoogle Andoroidの新型“Nexus One”が登場するこのビデオ、忍者とカンフー(ブルースリー)がごっちゃになっている。この「アジア一纏め」的感覚はハリウッド映画でも散見されるところだが、そんな…

バカになれ! と叫びながら、かしこく振る舞うDIESEL

“Be Stupid”(バカになれ!)とDIESELがおっしゃっている。この“Stupid”という単語、バカはバカでも放送禁止の方のバカである。そして、あろうことかDIESELは、この単語をキャンペーンタイトルとして使う決心をなさったわけだ。 ただ、この“Stupid”という言葉の…

adidas×STARWARSに思ふ“×”

adidasがSTARWARSとのコラボライン発売に先駆けデビット・ベッカムとダースベーダーという豪華共演TVCMをリリースした。 それにしてもパチンコ、洋服、自動車、ラーメン...コラボは少々インフレ気味である。以前は新鮮だったやり口も、最近では「また?」とい…

NikeでもadidasでもないPUMA

裏方さんの汗かく姿が目に浮かぶような書き割りセットをせっせと動かすローテク感が逆にクールなPUMAの2010春夏コレクションのヴァイラルビデオ。Nikeやadidasとは違った趣をお持ちであることはよーく理解致しました。 昔は「クールな奴ってこんな奴」と相場…

“セカイカメラ”のNike的Coolness縛り

昨年“セカイカメラ”なるものを初めて拝見した時、瞳孔・耳・鼻・肛門・毛穴...穴という穴が全開する、人生史上かつてない身体反応を体験したと記憶している。そしてこの度、Nikeが「うり2つ」の“True City”なるアプリをリリースした。 “True City”はロンドン…

悲しげな人に愛の手を

不運に見舞われ、悲しげな風体の友には心配したり手をさしのべたくなる。そして、弱っている方は優しく声を掛けてもらうだけでも嬉しいし、イライラしていた人も少しは落ち着く。そんな人の心情につけこんで「施し」としてクーポンを渡す。 なるほど。こんな…

頭の中のバラバラのパズルが1つになる瞬間

無駄に集めてきたバラバラの知識に、何かが加わることによりパズルが完成し、アイデアへと昇華する至極の瞬間がある。そんな瞬間をLEGOは“Cl!ck”と呼んでいるようだ。 “LEGO”曰く「LEGOが好きな人は、発明家であり、考える人であり、アーティストである」と…

世界のTwitter事情

Sysomosの発表によると、全世界で流通する「つぶやき」の56.59%を米国が占めているようだ。一方で米国の全世界に占めるTwitterユーザー比率が50.9%であることから、米国人は比較的良く「つぶやく」ことが伺える。日本は、全世界の1.47%の「つぶやき」を締め…

KitKatを踏み台にした? コカコーラのマジカルベンダー

ゲリラの基本は「驚き」とその「拡がり」。その意味で「楽しいこと大好き」の大学生が集まるカフェテリアは完璧な場所である。午後の授業やFacebookでの話題化を疑う余地は無いないだろう。“Open Hapiness”というタグラインにもピッタリだ。 こういう企画を…

顔にTatoo

いつもビッグヒットというわけではないが、RayBanはヴァイラルビデオを多用するブランドの1つ。そのRayBanが新作“Guy Has Glasses Tattooed On His Face”をリリースした。全身Tatooの男がついにサングラスのTatooを入れてしまうというドキュメンタリーなのだ…

ミュージックビデオとクラウドソーシングは相性がいい

昨年話題になったSOUR「日々の音色」等、ミュージックビデオとクラウドソーシングの相性は結構よろしいようだ。ミュージシャンとファンというのは「はんぱねぇ」エンゲージメントで結ばれていることが容易に想像できる。そして、またもや新しいケーススタデ…

強引な新規需要創造−雪山でもビーチサンダル

南の島にでも住んでいない限り、年中ビーチサンダルは必要がない、というのが常人の感覚である。が、そんな感覚をぶち壊して冬の需要を創造しようとなさっているメーカーがある。ブラジルのHavaianasである。 このビデオに登場する男はビーチサンダルで雪山…