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Campaign, more than anything

2014-01-01から1年間の記事一覧

あなたのメッセージを載せてバルーンが大空に飛び立つ

あなたが"メッセージボトル"や"タイムカプセル"のように見知らぬ人があなたのメッセージを目にする詩的なコンセプトが好きならば、ECALの学生である"David Colombini"が考案したこのメッセージバルーン"Attachment"は気に入るハズだ。 あなたが"attachment.c…

タイムゾーンを越えて夕陽を追いかける

太陽は1つしか無いが、サンセットは丸い地球を追いかけるようにして連続的に起こっていく。そんな夕陽をタイムゾーンを越えて追いかけて写真撮影するCitizenによる試み"Chasing Horizons"。どこにいても3秒で正確な時間を表示するCitizenの"Eco-Drive Satell…

20周年を記念してあなたの20年後を描くことを通じて20年後のビジョンを語る

周年事業って歴史を描いたり、未来を展望したり色々あるけど、Orange(欧州/モバイルキャリア)による20周年キャンペーン"Future Self"は顧客の20年後の姿を描き、その20年後の人にOrangeのビジョンを何気ない会話の中で語らせるという趣向。futureself.orange…

Leica 100年の矜持

100周年を迎えたLeicaがサンパウロに"Leica Gallery"をオープンする。そのプロモーションフィルム"100"は過去100年の著名な35写真作品を再現している。例えば... Annie Leibovitz"John Lennon and Yoko Ono" Robert Doisneau"The Kiss at City Hall" Robert …

女性に自信を持って生きることを呼びかける物語の重複

女性が自分自身にもっと自信を持って生きることを働きかけるDoveによるプロジェクト。5人の母娘が登場するんだけど、母娘双方に身体の中で自分の好きな部分・嫌いな部分を列記してもらい双方のリストを照らし合わせると、母と娘双方が嫌いな部分(=コンプレッ…

この質感・動き、もはやこれは人にしか見えない...。

Final FantasyのCGのクオリティがいくら凄くても人間の目はCGのクオリティに比例して、その真偽を見抜こうとする能力を発揮すると思っていたけど、このChris Jonesがつくった"Ed"を見た時、人間の真偽を見極める能力の限界を悟った。 Lightwave, Sculptris, …

広告はダメでアートは良い

平日平均で550万人を運ぶNYCの地下鉄は世界7位にして北米最大の規模の地下鉄。そして、そこで囚われの身となる人たちは格好の広告ターゲットとなる。これまで、それを拒否しようと数々のアーティストがゲリラ活動を試みたが、依然として広告に囲まれる状況に…

デジタル不老不死

紀元前、秦の始皇帝が不老不死の薬を求めて海の向こうに使者を派遣したように、人間の究極の欲望の1つに"永遠に生き続ける"ということがある。この"Yourbot"なるデバイスはそれをデジタル上で叶える新テクノロジーだ。あるいはタイムカプセルと言うこともで…

ホームレスのフォントでホームレスが稼げるようになる「のらもじ」みたいなプロジェクト

デザインの世界とホームレス...双方が交差するポイントなど想像できないが、Arrels Foundation(Barcelona)はそれを発見した。彼らが注目したのはホームレスたちが段ボールの切れ端に描くメッセージのユニークなフォントだ。 Arrels Foundationはホームレスの…

アートと広告の境界線

Art

ラグジュアリブランドのショップは世界のメガシティの目抜き通りに出店するというのが定跡形だけど、この"Prada Marfa"は人口2,000人ほどのテキサスの小さなアートの町"Marfa"から更に60km離れたHighway90沿いの果てしない荒野の中にある。 "Prada Marfa"はE…

iPhone6 Plus買うならシャツやパンツのポケットもリフォームしなきゃ!

世界中のモバイルネットワークが"iPhone6"のSIMは是非うちで!と積極的に仕掛けている訳ですが、KPN(ドイツテレコム傘下)はアムステルダムで一風変わった方法を採用。iPhone6を求めるApple Storeの長蛇の列に衣服のリフォームスタッフを派遣。iPhone6 Plusの…

公共空間をより機能的に、より楽しく

JCDecaux, Florian Brillet, Nicolas Lelievreによる"Mens sana in corpore sano"(健全な精神は健全な身体に宿る)と題されたフランス国内のプロジェクト。街頭や標識といった公共物をゴルフ、フットボールなどのスポーツ空間に変え、国民の運動不足問題に貢…

ストーリーテリング...終わりの始まり

"ストーリーテリング"は去年〜今年にかけての広告界におけるNo.1のバズワードだ。カンヌライオンズでも"ストーリーテリング"をテーマにしたセミナープログラムが多く、また、一部のクリエーターは自らを"ストーリーテラー"と呼んでいるそうだ。その"ストーリ…

18時になるとデスクが吊り上げられるデザインスタジオ

広告クリエーティブ界において残業とは常識中の常識だけど、アムステルダムのデザインスタジオ"Heldergroen"は夕方6時にはきっちりと終業する。あなたが仕事や食べかけのサンドイッチを残していようが関係なく、作業デスクは天井へと吊り上げられ、ヨガスタ…

スマートフォンやタブレット14機を渡り歩く名も無きバンドの素敵なMV

"Brunettes Shoot Blondes"という名も無きウクライナ人バンドの新曲"Knock Knock"のMV。人間の女子とウサギの男子の恋の物語を14個のiPhone, iPad, iPodを動機させ、梯子して描く鮮やかな演出だ。 いやぁ、よくできてる。見入ってしまいました。

マジックテープだけに...

"Scotch Magic Tape"(3M)の不思議なパッケージ。マジックテープという商品名、貼った時にテープが見えないという特徴を捉えた面白い試み。"2014 CLIO Awards"のデザイン部門銀賞を受賞したそうだ。 パッと見た感じ、マジックテープが入っているようには見え…

LINEもいいけど、時には珈琲飲みながら会って話すのもいいよ

“Sometimes the best way to connect is to get together”(メッセンジャーAppで話すよりも、時には会って珈琲飲みながら話すのがいいよ)と語っているのはStarbucks。スマートフォンが世を席捲する中、それを批判的に語るのではなく、肯定しつつも、時にはSta…

Cirque du SoleilがDroneに魔法をかけた!

ランプシェードを被った10機のDroneがレトロなBGMと共に人のパフォーマンスにシンクロして中空を舞う。"SPARKED"と題されたこのフィルムはCirque du Soleilによりリリースされたフィルムであり、今後の新作ショーでDrone演出導入を示唆しているかも知れない…

利己主義的自撮り〜Selfish in Selfie

大きなトレンドには揺れ戻しみたいな現象がつきもので、ソーシャルブームでアンチソーシャルの流れが来て、"Selfie"にも"Anti-Selfie"がやって来る。 "ASPIRATIONAL"(Directed by Matthew Frost)と題されたこのフィルムに出演しているのは"Kirsten Dunst"(Sp…

Droneの大群で中空に画を描く

LEDを搭載したDroneの群れを夜空に飛ばし、光の残像で中空に光の画を描く"Ars Electronica Futurelab"によるプロジェクト"Spaxels" (Space Pixels)。Droneを制御してオブジェクトを描き、ロングエクスポージャーで撮影するとこんなドローイング風の感じにな…

子供と老人...もっと彼らに目を向けなければ

言うまでも無くこの世の中で割を食っているのは"老人と子供"だ。人間は誰しも生まれてから数年と死ぬ前の数年は人の世話にならざるを得ないが、実際は孤独死していく老人や共働きで放置される一人っ子も少なく無い。 これは日本での現象だけど、きっと台湾も…

現象に機敏に対応する

大きな現象の裏では、それを何かの好機に変えようとしている人たちがいる訳で、この一連のiPhone6熱もその対象になる。日本でも1週間以上前から路上キャンプで列を作る人がいたけど、マンハッタン五番街のApple Storeでもそれは全く同じ。 "ここが僕の家だ""…

パルクール×2D横スクロールゲーム

横スクロールの2Dアドベンチャーゲームを現実空間でやってしまう"Jason Paul Arcade Run"。パルクールアスリートであるJason Paulのパフォーマンスなんだけど、RedBull面白い企画するなぁと思っていたらラストシーンで驚くべき事実が...。 何とゲームフィー…

THAW〜スマートフォンとPCの新しいインタラクション

スマートフォンをコントローラにしてPCゲームをプレイするなど、スマートフォンとPCのインタラクションはこれまでにも色々あったけど、この"THAW"のコンセプトはそれらの進化形だ。 MIT Media Labが開発したこの"THAW"はPCのような大きなスクリーンとスマー…

女性用下着ラインの新機軸

この女性用下着広告に登場する6人の女性はプロのモデルではない。Tech系ベンチャーの女性CEO(または創業者)だ。これはアパレルブランド"Dear Kate"の下着ライン"Ada Collection"の広告であり、"Ada"とはアルゴリズムを発明した"Ada Lovelace"に因んだネーミ…

赤信号ガイが踊り出せば、交通事故は減少する

忙しい現代人にとって赤信号とは待ちきれない類いのものであり、それ故に交通事故も起こりやすい。"Dancing Traffic Light"はそんな問題に対する解決策の1つであり、赤信号の待ち時間にFUNを提供しようという趣向だ。 信号機の人型が赤信号になると激しく踊…

犬だって長距離ドライブで苦しんでいる

これだけ犬を飼っている人が増えると、あちらこちらに出かける際に犬を連れて行くことも多くなるし、米国などでは特に長距離ドライブに犬を付き合わせることも多いだろう。 ということでこのCITROENのTVCM。 CITROEN C3 e-HDiは燃費が良く、満タンでノンスト…

自販機の住人が語りかける

OOH

Tweetすると無料で商品がもらえる...といった自販機企画はかなり安売り状態になっているけど、このWalkers Crisps(スナックブランド)のケースは一工夫されている。 舞台はバス停にある自販機を模したDigital Billboard。スクリーンには1986年のFIFA WORLD CU…

重要な製品発表会で、AppleはOK Goのアイデアをパクったのか?

"Perspective"(見方)と題されたAppleのフィルム。火曜日にカリフォルニアで行われた新製品発表会の冒頭に公開されたフィルムであり、トリックアート的手法を使った演出が印象的だ。 ここで語られているメッセージの一部を抜粋すると... いつも異なる角度で物…

Coca-Colaが人間の骨を溶かすというりは本当か?

"Coca-Colaは骨を溶かす""Coca-Colaはコンクリートも溶かす"...この類いの噂は誰もが耳にしたことがある筈だ。そして、それは少なくともコスタリカでは同じ状況のようだ。 Coca-Cola Costa Ricaがリリースしたこの物語の舞台は処刑直前の薄暗い部屋。処刑人…