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20周年を記念してあなたの20年後を描くことを通じて20年後のビジョンを語る


周年事業って歴史を描いたり、未来を展望したり色々あるけど、Orange(欧州/モバイルキャリア)による20周年キャンペーン"Future Self"は顧客の20年後の姿を描き、その20年後の人にOrangeのビジョンを何気ない会話の中で語らせるという趣向。futureself.orange.comであなたの写真をアップロードし、肌の色や性別・年齢を入力すると、ソフトウェアが白髪姿のあなたの20年後の3Dモデルをクリエイト。そして、あなたはコンピュータのマイク(またはタイピング)を通じて20年後の自分に質問でき、勿論あらかじめ用意された回答だけど、20年後の英国訛りの英語で答えてくれる。
例えば、2034年における自分自身の経済状態について尋ねると、20年後はもはやお金は存在せず、全ての人にとって公平なコマースに置き換わっている...といったモバイルビジネスの未来予想的な視点でレスポンスしてくれる。これがOrangeの20年後のビジョンという訳だ。

こういうイメージのやりとりになる。

直接的に20年後の企業ビジョンを語るのでは無く、20年後のユーザーに語らせるというのが面白いです。