Leica 100年の矜持
100周年を迎えたLeicaがサンパウロに"Leica Gallery"をオープンする。そのプロモーションフィルム"100"は過去100年の著名な35写真作品を再現している。例えば...
Annie Leibovitz"John Lennon and Yoko Ono"
Robert Doisneau"The Kiss at City Hall"
Robert Capa"Falling Soldier"
これらの名作をフィーチャーした再現シーンフィルムがこれ。
この歴史的作品の再現フィルムで寂しげな音楽と共にLeicaの功績について語られている。
100年前、カメラ史はドラマチックに変わった。最初のLeicaが誕生した年だ。勿論、あなたは言うかもしれない"これらの写真は全てLeicaで撮られた訳では無い"と。しかし、私は同意できない。カメラをスタジオの外で、現実の世界で使えるようにしたのはLeicaだからだ。イメージは空を飛び、スナップ写真となった。私たちはそれを見て、感じて、数千もの瞬間の匂いを楽しむことができるようになった。それは写真家の視野を拡張させた。喜び、痛み、恐怖、敗者と勝者、悲劇...戦争はその内側から捉えられるようになった。あるイメージは転移し、他のイメージを汚した。
最も歴史的なアイコンさえもLeicaで撮られなかったものがあるが、Leicaだから撮られたものもある。だから私たちはフォトグラフィを発明しなかったかも知れないが、私たちはフォトグラフィを発明した...とも言えるのだ。
自分たちがカメラやジャーナリズムの進化を先導してきたという矜持が凄い。