Share a Coke キャンペーンが乗っ取られる
JohnやMichaelなど、ポピュラーな人の名前をプリントしたCoca-Colaのボトルを販売する"Share a Coke"キャンペーンは、数年前、豪州で始まって以来、日本を含む世界各地で展開され、大ヒット。Coca-Colaはその一環として、ユーザーの好きな名前やメッセージをプリントしたオリジナルボトルを5ドルで作成できるサービスをshareacoke.comで提供しているけど、そのサービスが非営利団体"CSPITV"に乗っ取られた。
Coca-Colaは、当然、ネガティブワードやトレードマークについてはブロックしており、Diabetes(糖尿病)やTooth Decay(虫歯)といった自分たちにとって不都合なワードでもボトルを作れないようにしていたが、何故か"Obesity"(肥満)はそのブロックリストから漏れており、CSPITVは、Obesityのボトルづくりに成功した。しかし、すぐにこの抜け穴に気付いたCoca-ColaはブロックワードリストにObesityを加え、今ではObesityは作ることができなくなった。
因みに最近、Coca-Colaは南カリフォルニア大学のSteven N.Blair教授のお墨付きを得て、「アメリカ人はカロリーチェックをあまりせず、運動すべきである」という強引なメッセージを発表したんだけど、この教授の名のボトルも作れなくなっている。
Coca-Colaは俊敏に対応したかも知れないが、CSPITVはObesityボトルを使った"Share a Coke with Obesity"や、Honesty(正直)ボトルを使った"Share a Coke with Honesty"など、Coca-Colaに対して批判的なキャンペーンを実施するようだ。
Coca-Colaは今年2月のスーパーボールと共にスタートした"Make it Happy"キャンペーンでも乗っ取られており、災難が続いています。
(via Mashable)