広告の「うざさ」を改善するのは広告
行動ターゲティング広告と並ぶネット広告界の嫌われ者"YouTube"のプレロール広告をD&AD(世界の数あるデザイン・広告賞の中でも最難関と言われている)の受賞作に置き換えるプラグイン(Chrome / Firefox)"Ad Filter"がリリースされた。
インストール後、ブラウザのツールバー右上に表示されるイエローペンシル(D&ADのシンボル)をクリックして、Activeにするだけで、Old Spice's "The Man Your Man Can Smell Like", Canal+"Bear", Volvo Truck "Epic Split" , Cadbury's "Gorilla"...など、何度でも観たくなるような秀作がプレロールとして流れる。一応"Skip"ボタンは表示されるんだけど、このプラグインを使用する限りクリックする回数は激減しそうだ。
この企画を評して「広告を殺すのは広告」...と土屋さんがおっしゃっていたんだけど、とてもイカした解釈だと思った。
同じGoogleの商品でも広告を情報にしたAdWordsとは違ってYouTubeプレロール広告のうざさはかなり大きな問題だと思う。広告を視聴しないでよい権利を有料で販売する試みをしている動画共有サイトもあるようだけど、その改善方法が「良い広告」というのが面白いなぁ。