Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

2014年のカンヌ・グランプリはこれで決まり


目を怪我した男の写真とドイツ語が並ぶ地下鉄駅ホームに貼りつけられた広告。この怪我をした男・Hitoshi Yamauchiは昨年9月、勤務先であるソフトウェア開発会社付近のバス停で人種差別主義者の白人男性に暴行を受け、眼鏡が割れ、目が腫れる怪我を負った。そして、その犯人を探すべく広告を掲出した。
しかし、その内容は「一緒に働こう」という内容。米国の英語版算数教材をドイツ語に翻訳するボランティアワークを手伝ってもらうつもりだという。Yamaichi曰く、「犯人が別の人を再び暴行するのを止めたい」という気持ちがあり、それなら「一緒に働くのが一番の解決策」との判断からこの広告を自費で掲出したという。

犯人が現れて、Hitoshi Yamauchiと共に働く姿を見たいです。こういう1人1人の小さな努力が実って少しずつ世界が良くなっていくと信じたいし、広告の素晴らしい活用法ではないかと思います。