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Campaign, more than anything

情報処理の先端を走るIBM


ゴルフやテニスのテレビ中継を観ていて常々感心することの1つにIBMの情報処理力がある。マスターズやウィンブルドンといったビッグイベントには必ずスポンサードし、その凄まじき能力を見せつけなさっている。そのIBMが昨年来継続なさっているキャンペーンが“Smarter Planet”。つまり、エネルギー,バンキング,エデュケーション,フードサプライ...etc幅広い分野でより効率性を高めていく、賢い地球をIBMと共に目指そうというものである。
その一貫で、リテール分野のソリューションとして開発されたのが、“Color Sensitive Interactive Billboard”(上)。リテール分野の効率化の鍵はリードタイム短縮と在庫の最小化で、その解決の糸口はターゲットインサイトをリアルタイムでR&Dに反映させることであり、このようなビルボードで顧客のカラートレンドを把握することは非常に重要であるとのこと。これが、そのまま市場導入されるかどうかはわからないが、IBMのユニークなアイデアが象徴されている。
また、最近IBMは、“Smarter Planet”キャンペーンの一貫として“Data Matters(データについて)”というテーマで2本のTVCMをリリースした。
1.Transportation Data

NA「これがデータである。クルマや電車、バスなどで、街の中を動く人によってデータはつくられる。そのデータをしっかりと見つめると、50%時間削減、二酸化炭素排出量の14%削減が可能になる。“Smarter Planet”では、データを新しい方法で取得・分析し、シンガポールストックホルムのような都市で実践しているように活用することで、よりスマートな交通システムを構築する。“Smarter Planet”を創ろう。」
2.Energy Data

NA「これがデータである。ストリート、ビジネス、家をつなぐ送配電システムからデータはつくられる。そして、以前にない方法でその活用が可能だ。代替エネルギー、エレクトリックビークルの導入、停電の制御。エネルギーの流れからデータを読み取り、カリフォルニアのような州で実践しているように活用し、よりスマートなエネルギーシステムを構築する。“Smarter Planet”を創ろう。」