スーパーボールでのステマ的行動が軽蔑の対象になる
「この地球上をくまなく覆っているのは空気と広告である」...そんな感じがする出来事です。ブロンコスの勝利で終わった「スーパーボール50」のゲーム終了後、NFLのビッグスターであり、ブロンコスQBのペイトン・マニングがインタビューでこんなことを口走りました。
'The only thing sweeter than sharing this trophy with my kids, is with my friends at BUDWEISER!'
— Will Federman (@wfederman) 2016, 2月 8
When Peyton Manning runs for the presidency in 2020 he's gonna have a hard time defending these Budweiser name drops.
— Daniel Drezner (@dandrezner) 2016, 2月 8
Papa JohnはプレゲームでオンエアされたCMにマニング自身が、社長と共に出演しています。更に、マニングはデンバーで数店舗、Papa Johnのフランチャイズ経営もしているとのことです。
金の亡者・マニングを揶揄する形でネットが盛り上がる中、渦中のBudweiserのマーケティング担当者がツイートしました。
Hi Internet. For the record, Budweiser did not pay Peyton Manning to mention Budweiser tonight. We were surprised and delighted that he did.
— Lisa Weser (@LisaWeser) 2016, 2月 8
「マニングがBudweiserに触れたことについて、私たちは一銭も払っていません。私たちは驚き、そして喜んでいます」と。更に、歓びの気持ちを隠しきれません。
Pretty much! https://t.co/0SdYu0pA69
— Lisa Weser (@LisaWeser) 2016, 2月 8
しかし、マニングはルイジアナ州のBudweiser販売店を所有するなどしていて、間接的には彼の収入になるようです。「やっぱり」って感じです。一連のステマ騒動以来、日本でもこの手の問題でざわざわが止まらない今日この頃ですが、改めてこの手のやり方の後味の悪さを感じた次第です。
(via Mashable)