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廃線から未来の鉄道の可能性を考える


より多くの人や物を高速で移動させることで産業の成長を加速させることを目的に発展してきた鉄道。その目的が十分に達成されている今、都市の鉄道の未来の在り方・可能性を考えるプロジェクトがパリの今は廃線となった路線を使って行われた。



このプロジェクトを企画したのはデザインスタジオ"HeHe"。積載人数僅か2,3人で、ソーラーパワーを使ってゆったり走る列車"Metronome"で都市の時間や景観を混雑無く楽しんでもらおうという趣向。これが乗り物本来が持つ味わいという訳だ。


これはまだイベントに過ぎないが、今後世界最大の観光都市パリで正式導入されれば、人気になるに違いない。僕の実家の近所(大阪市南部)にも廃線になったJR貨物の線路があるけど、そういうインフラを有効活用すれば、味わい深い大阪の下町を巡る旅のコースができそうだ。前世代の遺産は壊す前に活用法を考えると、意外と良いアイデアが生まれるかもです。