Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

アフガンの戦場からLive CMをオンエア


気の利いた演出やコピーよりも「ありのまま」を見せる広告が一番いい、ということがある。TA(Territorial Army)なる傭兵派遣会社のケースはそれに該当するとJWT(広告代理店)によって判断された。つまり、戦地に居る軍人が如何なる時を過ごしているか、リアルに見せることが傭兵のリクルーティングには最適な手法であるという訳だ。
このアイデアを実践すべくJWTがアフガニスタンに中継部隊を派遣し、プライムタイムにオンエアされたLive CMがこちら。


なるほど。戦地の過酷な状況が伝わってきます。こういう雰囲気を感じて、愛国心を奮い立たせる若者こそ必要な人材かも知れません。
全部で16本(内1本はライブでは無く事前収録)のCMが制作された。(再生リスト)
また、トレーラーも数本制作された。


更にイベントも開催された。

Live CMというと2008年にHONDAが展開した“Difficult Is Worth Doing”が思い出されます。多人数でのスカイダビングを中継し、空中で“HONDA”の人文字を描くかなり印象的な作品だった。

アフガニスタンのLive CMで最初に直面した課題はある意味「生命賭け」の仕事を担当するディレクターの選考だったようです。結局、ドキュメンタリー作品の制作などで戦地での行動を心得ている“Nick Murphy”が選ばれたようです。