インタラクティブなプロジェクションへ
かねてから「芸者」とか「相撲レスラー」といったティピカルな日本イメージを使って“Legendary Biru”としてコミュニケーションしているサッポロビール(カナダ)がその路線を踏襲し、Motion Projectionなる新技術を使ったプロモーションを実施した。これはKinectを応用し、人の動きに合わせてプロジェクションされた相撲レスラーや芸者、侍が動くという仕掛けで、Facebookにこの映像をポストしてもらうことをトリガーに、鮨バーにかたよりがちな料飲店シェアを広く拡大することを狙っている。
先月紹介したプロジェクションマッピングのプロダクションであるNuFormerの実験映像と似たテクノロジーを使っているようで(たぶん)、1WAYのプロジェクションからインタラクティブなプロジェクションへの進化は急速に進んでいるようです。単純な映像的な驚きに参加性を加えると断然深いコミュニケーションが可能になり、企画のポテンシャルが拡がりますね。