SXSW Interactive Innovation Awards (3/3)
デジタルの可能性を拡張し、次のクリエイティブ・トレンドを引き起こすプロジェクト・人物を表彰する"SXSW Interactive Innovation Awards"(PwC提供)。Part3です。 ※SXSW Interactive Innovation Awards (1/3)はこちら。 (2/3)はこちら。
レスポンシブデザインを讃える部門があるんですね。"100 Years of Design"はアメリカのグラフィックアートの100年をグラフィック、ビデオ、音声を駆使して紹介したWebサイト。これは相当見応えある量です。
「もはやSciFiではない」...おもしろい賞のタイトルです。Cockrel School of Engineering(テキサス大学)の研究チームは、不要な生検数を減らす光学デバイスを開発した。これは、黒色腫やその他の皮膚ガン病変を検出する迅速、包括的、非侵襲でローコストなソリューションで、この新しいデバイスによりガン性の皮膚病変が早期に発見される可能性があり、治療結果の改善、究極的には命を救うことにつながる。
EDGEhomeは、クラウドネットワークを介して、スマートホームライフの利点を提供するサービス。昔ながらのライト、スイッチやコンセントは、高度にインテリジェントなネットワーク接続されたセンサーに変換され、あなたのスマートフォンからライトのオン/オフなどを行うことができる。更に、EDGEhomeは、あなたの習慣や行動を学習し、改善を推奨してくれるようだ。月額料金はなく、高価なスマートホームを安価に提供することが可能。
移動に関するイノベーションに贈る賞。Guide Dotsは視覚障害者に対してより大きな独立性を与えるオーディオベースのウォーキングガイドApp。Facebook PlaceやGoogle Mapと連携して周辺の情報を呼び出したり、ルートの詳細を設定し、案内することができる。また、ユーザーは、歩道での危険からストア内のトイレの場所など、地域の情報を登録・共有することで、視覚障害者の世界各地での街歩きを助ける。
Michael Grotenhoffによる、差し迫ったサイバー戦争の恐怖を描いたクロスメディアプロジェクト"netwars"。TVドキュメンタリーからドラマ、インタラクティブなドキュメンタリー、インタラクティブなフルカラーの電子漫画、そして、電子書籍とオーディオ書籍と、同時に複数のメディアでビジネス展開している。
ウェアラブル技術に関するイノベーションに贈る賞。フィットネスモニタリング機能がついたランニング専用のウェアラブルイヤホン"FreeWavz"。ランニングなどのスポーツはケーブルがあると身体を動かしづらいが、ワイヤレスタイプなのでスポーツに集中できる。音楽を聞くだけでなく、心拍数管理やカロリー消費量、血中酸素濃度、移動距離、目標に合わせたナビゲーションなどの機能や電話への切り替えも可能。また、安全性にも配慮が行き届いており、ランニング中に自動車の騒音を検知し、聞く・スルーという音声レベルの調節を行ってくれる。