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Bing vs Google...検索エンジン・ブラインドテスト


随分昔にPepsiが「Coca-Cola vs Pepsiのブラインドテスト」を街角で実施し、実証的にPepsiの美味しさを証明しようと試みたことがあった。実際、結果はPepsiにとって好ましいものだった。
それ以来、この比較作戦は強大な市場支配者に対する2番手以降のブランドによってしばしば採用されてきたけど、また新たなチャレンジャーが現れた。MicrosoftサーチエンジンであるBingだ。相手は勿論Google。Bingの米国でのシェアは現在6.2%。技術提供しているYahoo USAを含めても12.4%。対するGoogleは84.3%という状況。

清涼飲料だと比較の方法は簡単だけどサーチエンジンでどうやって比較するのかとても興味深い所。Bingはその為にBingItOn.comを立ち上げた。このサイトで気になる検索ワードを入力すると、画面左右に比較する形でGoogleとBingの検索結果が表示される。勿論、どちらがGoogleでどちらがBingかは伏せられている。


ユーザーは合計5ワードの検索を実施し、各々の検索に対して「どちらが勝っていたか」または「引き分け」を宣言。5ワードの合計スコアでGoogle vs Bingの勝者が決定する(5ワード全ての判定をするまでどちらがBingかGoogleかは表示されないので、わざとどちらかに勝たせることはできない仕組み)。また、この結果をFacebookTwitterにポストすることもできる。

この調査をサンディエゴの街角で1000人対象に実施した所、2:1の割合でBingが支持されたようだ。
※勿論、この調査はネット上でも行われているが、残念ながら日本からこのサイトにアクセスすることはできない。
MicrosoftGoogleとの比較をコアアイデアとした“Bing It On”(Bring it on=かかってこい!)キャンペーンを秋から大規模に展開する。しかし、こういった比較プロモーションを実施した企業がシェアをひっくり返したのを見たことがないというのが気になるところです。