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右から左へ、見知らぬ人へSkittle



“Skittle”という赤や黄色や青のキャンディがある。欧米では誰もが知っていて一度は食べたことがあるという一品だ。しかし、怖いのが既知感という奴で、知っているから売れるというわけではなく、次第に疎遠になる。ということで、“Skittle”は関与を深めようと毎度躍起になっていらっしゃる。かつては、Flickr,YouTube,Facebook,Twitterで取りあげられる内容を全て検閲無しで“Skittle”のサイトに吐き出して表示するという大実験を展開。一気に注目され、 Facebookには短時間で60万人が登録し、Twitterには毎時1,000通以上のコメントが寄せられた。しかし、Twitterに誹謗中傷、人種・性差別発言が横行し、ほどなくアカウントを閉めるという手痛い過去もおありだ(しかし、当時は確かに先取り感があった)。
そして、今回の繰り出したのが“Experience the Rainbow”(画像上)。色とりどりのキャンディを“Rainbow”と表現したわけだ。Webサイトの仕掛けは極めてシンプルで「どこまで続くねん?」というくらい下へ下へのスクロール。ブログのように“Rainbow”にちなんだオモシロ画像や映像などが投稿されており、1つ1つのネタをTwitterFacebookに展開できるようになっている。これは、今後もどしどしアップされていくようなので、下スクロールはどんどん深くなっていくハズ。
そして“Rainbow”絡みでもう1つ。クラウドソーシング的仕掛けを提供してくれるのが“Share the Rainbow, Taste the Rainbow”(画像下)。サイト上に左右2つの画面があり、左側は“Share”−つまり、“Skittle”の粒を右に向けて投げたり、手渡したり。右側は“Taste”−つまり、左側から来た“Skittle”を受け取って食べる。“Share”“Taste”どちらか一方を選んでWebCamで撮影し、アップロードすると、見知らぬ人とのコミュニケーションが成立するというわけ。これがエンドレスで繋がるような仕掛けになっていて、「目標10,000人達成」とか「時よりタレントが入る」とかすると相当オモシロイのだが。