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三匹の豚が狼を茹で殺す...この事件をどのように報道するのか?


“Open Journalism”を標榜しているイギリスの高級紙“The Guardian”が創業以来初めてオンエアした120秒の長尺CM。「三匹の子豚がBig Bad Wolfなる狼を生きたまま茹で殺した」という架空の事件がテーマ。事件が明るみになるや否や、“The Guardian”の呼びかけにより、Twitterで議論が始まり、「三匹の子豚=被害者説」が囁かれる。結局、様々な告発から狼が保険詐欺で豚を騙したことが原因であることが明るみになり、最終的には金融界に対する激しいデモに発展するというストーリーだ。

「この事件をどう報道するか?」を提示することにより、ソーシャルメディア時代のジャーナリズムについて、自分たちの意志とポジショニングを明確にすることを狙っている。“Open Journalism”とは、ソーシャルメディアを開かれた討論の場として大切にしつつ、適切に情報を取捨選択・編集して配信する、というようなことでしょうか。