Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

レシート長すぎる問題

f:id:y_sequi:20151226231431g:plain

日本でもそうだと思うけど、アメリカでも不必要に長すぎるレシートが問題になっているそうです。これは、Jimmy Kimmelのトーク番組にオバマ大統領がゲストとしてやってきた時の長すぎるレシートに関するやりとりの映像です。

"Snickersを1個買っただけで、こんなに長いレシートもらったよ。本当に必要な所はここだけで、それ以外はクーポンとかジャンクなんだ。大統領、なんとかならないの?"...と、Jimmy Kimmel。これには大統領も苦笑いです。
この「ミス・アメリカ」のタスキのように長いレシートの実態をAdweekが調査した所、8つの流通でTrident 1個を購入してレシートの長さを比較したら、こんな感じに。

f:id:y_sequi:20151226231235p:plain

最も短いCVSは12.7cm。一方、最長のKmartは60.9cm。長いです。長すぎます。何が記されているか見たところ(預かり金額・購入価格・釣り銭以外)、CVSはお礼の言葉と返金・返品ポリシーのみ。一方、Kmartは、キャンペーン案内やポイント案内、スペイン語訳など、あまり必要なさそうなことが記されている。Jimmy Kimmelに言わせると、"JUNK"です。Jimmy Kimmelの比較ではCVSが最長だったんですけど、番組の影響で短くしたのかもです。

f:id:y_sequi:20151226231216p:plain

専門家によると、アメリカの流通はレシートを、まだ使えるプロモーションツールと捉えているらしいです。しかし、実際のレスポンス率は極めて低く、大部分の消費者には不評らしく、電子レシートへの転換が期待されていて、そちらの方がアフターフォローの質もかなり高くなりそうです。
日本では経済産業省が主導し、流通業界と組んで、電子レシートの規格化を推進。消費者は異なる店のレシートを共通の書式でスマートフォンなどで管理でき、企業の側も複数の小売店の購買情報を共通した形式のデータで利用することを目指しているらしいですが、マイナンバーと並んで政府が国民を管理しようとしているみたいで気持ち悪く、抵抗感あります。
電子レシートとは関係ないですけど、"Receipt Letter"みたいなアイデアが好きです。スーパーとか、暖かい家庭を支える企業には、こういうアイデアがぴったりだと思いました。
(via ADWEEK)