Airbnbと組むのが流行っている?
近頃、Airbnb(空き部屋などを持つ宿泊場所のホストと宿泊場所を探しているゲストをつなぐ、ネット上のプラットフォーム)とブランドが組むというケースを良く見かける。Airbnbから申し入れたのか、ブランドからなのかわからないけど、どちらにとっても意味ある内容になっているように思う。
標高2,700mを超えるフレンチアルプスのリゾート地・Courchevelのケーブルカー内に宿泊できる企画。城であろうがヨットであろうが、どんな宿泊場所だってあるよ!...というAirbnbのコンセプトが伝わります。宿泊したい理由を投稿すれば抽選で選ばれるかも知れない。寒さが心配な場所だけど、ケーブルカーの中はあったかい感じで装飾されている。
この高さなので、夜はきっと揺れるだろうし、高所恐怖症には無理筋な場所だ。予約サイトには「曇りガラスにフィードバックを残してね。」「氷をオーダーしないでね」「カモシカは眠りが浅い動物として有名。近場に配慮してね」といった粋な注意も記されている。
このBanana Republicはアパレルブランドでは無く非営利団体。ジャカルタのスラムの劣悪な現状と改善寄付を募るために、空き部屋Airbnbで1泊10ドルで宿泊者を募集し、収益金をスラムの改善に役立てた。ずっと住むのは嫌だけど、数泊なら話のネタにOKという人も多い...というインサイトが素晴らしい。
Airbnb×KLMオランダ航空
KLMの"飛ばない"機体の中で宿泊する企画。宿泊は4人1組。機内は改造されており、2ベッドルーム+8バスルームが用意されている。
IKEAの店舗に宿泊するプラン。Modern Elegance, Rustic Charm, Inner City Livingの3タイプの部屋が用意されており、「何故自分がこの部屋に泊まるべきなのか?」という問いに解答すれば、約1000円で宿泊可能。
Airbnbは頭の隅に入れておいても良いかも知れません。
追記: これは「Airbnb At Night」というかつて誰も泊まったことが無い場所で宿泊するというプロジェクト。上記以外にもパリのGaleries Lafayette百貨店やロンドンのWaterstoneブックストアでも実施している。