Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

人々は路上で自販機を見ると笑ってみたり踊ってみたりする。


Coca-Colaが自販機を使ってスタント企画を始めて以来、ダンス,笑顔,欠伸...など、ユーザーのアクションと引き替えに商品をサンプリングしたり、プレゼントをすることによって、ソーシャルメディアでの会話を狙う自販機プロモーションが多発した。それだけ多発すると、ユーザー側も敏感になって、路上に自販機があると"何か匂うな!"と勘ぐる訳です(少なくとも北米では自販機はクローズドなエリアにあることが多いので)。
そんな人の習性を知っているTAXI(カナダ/エージェンシー)は、お金と引き替えに商品を購入する従来型自販機を路上に設置する"Project Vend"を試みた。何もおこらない普通の自販機を前に混乱するユーザーの姿が印象的だ。

タダでもらえると思って近づいて色々とアクションするが何も起こらない。そして、最終的にはお金を払って購入するという不思議な結果。エージェンシーはこの試みでソーシャルメディアでの会話は生まれなかったけど、全世界の自販機プロモーションを85%減少させたと嘯いている。皮肉かましてくれるねぇ。