Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

カンヌライオンズ2014〜Coca-Cola: WINNING IN REALTIME


Coca-ColaのSenior VP"Wendy Clark"によるセミナー"WINNING IN REALTIME"。
大筋をまとめると、刻一刻と動くソーシャルメディアに対して、24時間リアルタイムで動きを監視し、適正な文脈でShare-Worthyなコンテンツを展開し、毎日をCoca-Colaにとって勝負の日(Any Given Day)にしていく、というお話でした。

Silence is an not Option.

あなたが話さなくても誰かが話す。Coca-Colaのコンテンツの80-85%はCoca-Colaの外の人(ユーザーなど)がつくっている。Coca-Colaはそれらに対して積極的にコラボレーションしていく。例えば、Coca-Colaのボトルにユーザー名をプリントするここ数年の世界各地の展開など(日本でも最近実施)。

SPEED TRUMPS PERFECTION

WendyはAppleがBeatsを買収したタイミングに合わせてDenny'sが"3blnでBeatsを買収し、巨大サラダを提供する"とジョークTweetして大きな話題になったことを賞賛。いかなる突発的な出来事にもリアルタイムで適切な文脈で対応することを重要視している。

The World Needs More Good Contents

コンテンツなら何でも良い訳でなく、より良いコンテンツが必要。それは"Work That Matter"...問題を乗り越えるコンテンツ。例えば、人々が言語をスウィッチして楽しめるような音楽コンテンツに取り組んでいる。

More Learn, Guess Less, More Open, More Transparent, More Real, More Humanity

兎に角「学ぶ」こと。推測はいらない。よりオープンに、透明に、リアルに、人間らしく。

New Models of Working

Coca-Colaはソーシャルメディアでリアルタイムに対応する為に"Hub"と"Hustle"という2つのチームを立ち上げた。"Hub"は世界23箇所のソーシャル・エンゲージメントセンターをネットワークし、全てがアトランタ本社に繋がっており、ソーシャルの声に耳を傾け、分析を繰り返している。
一方"Hustle"はその分析をもとに素早くコンテンツを開発し、会話をクリエイションしている。
Twitter上で2つのエントリにまたいで腕を絡めている写真が話題になると、数時間後に、そのCoca-ColaバージョンをTweetする、といった事例が紹介されていた。わかりやすい例だったのですが、残念ながら写真撮りそびれました。

SOCCER and COKE

ワールドカップ関連のソーシャルの動きを24時間監視しているルームとダイレクトに繋いで現地の模様を紹介。また、ブラインドサッカーのプレーヤーをワールドカップに招待する企画も紹介された。


私たちが今、Coca-Colaに関して何かを呟いたとして、その瞬間のチャンスを逃さないということですね。そこに機会があると判断すれば、そこに莫大な資源を投入するというのが凄いです。