世界一つまらない広告

大抵の場合、広告とは退屈な存在であり、人々の無関心フィルターを突破することは困難だ。そのフィルターを超えようと世のクリエーターが試行錯誤する訳だけど、この"Leica T Camera"の広告はあっさりとその努力を諦め、約45分間に渡ってカメラのアルミボディをひたすら磨き続ける映像を何の演出も無く垂れ流すと共に「世界一つまらない広告」と添えている。

ボディ磨きに長時間を費やすLeicaのクラフトマンシップを知ってもらいたい→それを実証的に見せると「つまらない」→ならば、敢えて「つまらない」と冠を最上級で添えよう→振り向いてもらえて、少し見てもらえれば延々磨き続けることはわかるだろう→「つまんねぇ〜」とシェアしてもらえるかも...ということでしょうか。