1人食事が定着するルーマニアの人々にみんなの食卓の楽しさを!
かつて食卓は家族が集う場であり、みんなで食事し、同じ番組を見ながら時を過ごした。その後、企業が2台目のテレビや車などを売る為に「1人の時間」の良さを宣伝し始めてから食卓は寂しくなって行った。現代のルーマニアでは10人中6人が1人で食事しているという寂しい状況だ。
この現実を憂慮するCoca-Colaは「みんなで食べよう!」的TVCMをオンエアしたんだけど、そのCMには単にメッセージを伝えるだけではない仕掛けがある。#LetsEatTogetherのハシュタグと共に特定の友人や家族に対して「一緒に食事しようよ!」と呼びかけるTweetを表示するスペースとしてルーマニアの人々に開放。つまり、TVCMを通じて直接人々に行動するきっかけを与えたという訳だ。
1回のオンエアに対して7Tweet表示される仕組みで、時には著名シェフがフードフェスティバルを開催し、不特定多数に対してTweetで参加を呼びかける等して盛り上げた。
Coca-Cola Romaniaのフォロワーは15%増加し、ソーシャルメディアのインプレッションは100万を突破し、#LetsEatTogetherがトレンドランキング入りする程、盛況とのこと。
暗い現実です。これをきっかけに、みんなで食べるムードが盛り上がって欲しいですが、企業のマーケティングで阻止されるように思います。