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40,000個の白黒dotが描く知的犯罪捜査ドラマの世界


TNTの新しい犯罪捜査ドラマ“Perception”の特徴は主人公がアナグラム(単語または文の中の文字をいくつか入れ替えることによって全く別の意味にする)を駆使して犯罪を次々に解決すること。そんなドラマの魅力をアピールする為に、マンハッタンの6th Avenue/32nd Streetに40,000以上の白黒dotで構成された大型ビルボードを設置した。


このビルボード全体に英文がぎっしりと敷き詰められては、その英文を構成する文字が次々と入れ替わることでアナグラムを表現。更には、ボードの前面での通行者のゼスチャーがスクリーンに反映され、自らの影が現れたり、文字を蹴散らしたり。
また、文字が入れ替わったり、ゼスチャーが反映される瞬間に「ザーッ」という文字が弾け飛ぶイメージの音が出るんだけど、これが気持ちいい(画面展開の速さは通常の15倍!)。アナグラムというドラマの特徴が何らかの形で通行者の体験として残るというのがポイントだ(きっと)。白黒でdotというのもシリアスな感じがしてドラマの雰囲気が出てる。

知的好奇心をそそるアナグラムはNYCのビジネスマンにぴったりだと思う。ビルボードの前を通ったら参加せずにはいられないですね。
※初期テスト。「ザーッ」という音の感じがよく分かる。

※メイキングです。