Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

アスリートの動きが音楽になる!



ドアを開閉する音や掃除機の音など、日常生活の様々な音を取り込んで、曲をつくるプロジェクトは過去にいくつか見たことあるけど、五輪を目指すアスリートが発する音にフォーカスするというのは、「オリンピックイヤー」ならではのプロジェクトだ。
仕掛けたのはオリンピックスポンサーのCoca-Cola。DJのMark Robinsonが卓球、空手、短距離走、アーチェリー、体操などでオリンピックを目指す世界中のアスリートを訪問し、彼らが発する様々なサウンドを収録。それらをサンプラーに読み込んで音楽を創るだけで無く、アスリートのライブパフォーマンスを組み込んだショーをプロデュース。このショーは昨年夏にロンドンで開催され、無料で若者たちが招待された。そして、その一部のシーンがTVCMとして公開された訳だ。

Coca-Colaがリリースしたメイキングフィルム。

そして、Mark Robinsonの創作活動に関するドキュメンタリー(Direction: Kim Gehrig)がリリースされるそうなんだけど、そのトレーラーもリリースされた。

更には、こんなグラフィティプロジェクトも展開された。

これはCoca-Colaがロンドンオリンピックに向けて展開中の“Move to the Beat”キャンペーンの一貫で、若者たちの目をオリンピックに向けさせようという施策だ。既に若者に人気のコンテンツをサポートする方が「手っ取り早い」と感じるけど、若者があまり注目していないコンテンツに「振り向かせる」所から取り組むことで果実のスケールが違ってくるという判断のようだ。Coca-Colaは、それ程オリンピックのポテンシャルを信じているということですね。