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Campaign, more than anything

スペルチェック機能に目を付けたキャンペーン


私たちは普段からよくスペルを間違えるけど、ブラウザやWordのお陰でそのミスに気づき、修正することができる。いわばブラウザやWordに「教育」を提供してもらっている訳だけど、あまりに常態化しすぎて今や何の「ありがたみ」も感じないのが現状。しかし、そんな時こそ「教育」にアクセスできない9,300万人もの子供たちの存在について考えてみよう! というのがUniceff×Google Chromeのキャンペーン“Donate a Word”のコンセプトだ。
スペル間違いをしたChromeユーザーが間違い部分を右クリックすると「正しいスペル」だけでなく、“Donate a Word”(文字を寄付しませんか?)とのメッセージが現れる。クリックするとキャンペーンサイトに遷移し、更に“Donate”ボタンをクリックすると1文字10centで寄付され、画面全体に描かれた“Education”の文字の一部になる。これは同じくGoogle Searchでも実施され、スペルを間違うと検索表示の一番上に“Donate a Word”の説明が現れる。
考案したのはまたしてもMiami Ad Schoolの学生“Lisa Zeitlhuber”と“Katharina Schmitt”だ。スペルチェック機能という渋い所に目が行く視野の広さが素晴らしい。Googleと組むから可能なキャンペーンなんだけど、それでも時間があるときに、何気なく見過ごしているPC上での自分の行動を全部洗い出してみて、各々の可能性を考えてみても良いのではと思う。