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Campaign, more than anything

世の中、悪いニュースばかりじゃないよ


子供たちによるOASISの名曲“Whatever”のコーラスに合わせて、2010年のHapinessを示すファクトを語るCoca-ColaがのユニークなTVCM(メキシコ)がオンエアされている。

世界中で戦車がつくられる一方で、131,000のぬいぐるみがつくられている。株式市場がクラッシュする一方で、“What a Wonderful World”が10回カバーされている。人々が破産していく一方で、8000人が献血している。国境にフェンスができていく一方で、20万のウェルカムマットが配置されている。科学者が新しい武器をつくる一方、100万人のママがチョコレートケーキをつくっている。モノポリーのお金は現実のドル以上に刷られている。面白いビデオが公開される一方で、悪いニュースが世にはびこっている。“Fear”(恐怖)よりも“Love”の方が、検索結果が多い。世界は悪い方向に進んでいるというコメントが多くなる一方で、100カップルが不妊治療をしている。1つの武器が世界中で売れる毎に20,000人がコーラを飲んでいる。

「不安もあるけど、こんなにイイこともあるんだ。前向きに行こうぜ!」と呼びかける“Open Happiness”(Coca-Colaのタグライン)を意識した企画だ。データの使い方がとても上手いと感嘆する一方で、世界的にこういった市民を勇気づける表現が多くなっていると感じます。世界を支えてきた自信が揺らいでいるんですね。