創造的失敗が成功を生み出す

早いものでGoogle Adwordsが10周年を迎えた。この間、大きいものから小さいものまで世界中の幅広いビジネスユーザーに愛されてきたわけだけど、そんな人たちに感謝の意味を込めてリリースされたのが、このヴァイラルビデオ“Thank You”である。
Googleの科学者風のキャストが「蜂をコントロールして文字を描く」「世界最大のドミノ」「月面にレーザービームで文字を描く」とか、Adwordsユーザーに10周年の感謝の気持ちを伝えるべく破天荒な試みを繰り返すわけだが、全て失敗し、最後にはGoogleの各国の事業所員が声を合わせて“Thank You”と言う一風変わったつくりのビデオ。これは、Googleが「創造的失敗が成功を生み出す」と強く信じていることから、顧客に対して「失敗を恐れず、Adwordsと共にビジネスを発展させていこう」とのメッセージを伝える意図のようだ。また、Googleは10周年を記念したYoutubeチャンネルを立ち上げており、Adwordsに関する各種データの公開や、サクセスストーリーの紹介・募集などを実施している。
「創造的失敗」という言葉は、自分にとっては相当重い。創造的に生きることは美しく、その失敗もまた美しい。その逆の「寄生虫的」に生きることは醜く、その失敗も勿論醜い。もし、人間がどちらかに分類されるとすると、自分はどちらに属するのか、と考えてしまう。