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レブロンの名誉回復にNikeが立ち上がる


NBAの新シーズンが開幕し、Nikeが新しいキャンペーン“Rise”を立ち上げ、最初にリリースしたTVCMがこれ。今年の夏、長年在籍したクリーブランドからマイアミに移籍したスーパースター「レブロン・ジェームス」が主役である。ジョーダンやジョンソン、バード等、NBAの過去のレジェンドたちは、1つのチームで現役を終えることが多く、それ故にこの移籍は衝撃的で、クリーブランドではチャンピオンになれないと悟ったレブロンがチームへの情を捨て、チャンピオンリングだけ欲しさに銀河系チームと呼ばれるマイアミに移籍したと見なされている。そして、そもそもわがままなイメージが強かったレブロンのイメージが酷く傷ついたと心配するNikeは、名誉回復を図るべくこのTVCMをリリースしたわけだ。ちょうど半年前のタイガー・ウッズのように。
TVCMの中で、レブロンがさかんにつぶやいているのは“What should I do ?”(どうすりゃいいんだ?)。そして、色々な雑音がある中、最後は“Just do it”(やるだけだ)に落ち着くというストーリーだ。
このTVCMがオンエアされたボストンとの開幕戦でマイアミは負けた。人のイメージは「尊敬」という要素が絡むだけに、例え勝ちまくってもTVCMで回復できる程甘くはないと思う。