“Absolut Vodka”次の一手はアート

“Jay-Z”“Spike Jonze”とのコラボなどアーティスティック路線をひた走る“Absolut Vodka”の次の一手は“Thirty Days in NY”。今回のコラボパートナーは、LAを拠点とする“Family Bookstore”。NYCの70 Franklin Streetのギャラリースペースに拠点を構え、“Family Bookstore”をキュレーターとし、30日間(4/8〜5/7,11am〜9pm)に渡ってアート&カルチャーイベントを開催する。
日本で言う「企業とアート」は、展覧会への協賛やアートが主たるテーマではないイベントや施設の添え物、広告物への活用、投資としてのアートなどがメイン。協賛ではそのイメージの還元に限界があるし、イベントや施設の添え物でも勿論そうである。このようにブランデッドエンタテイメントとしてがっつりアートからのイメージ還元を目指すパターンはあまり見られない(たぶん)。
これは、日本ではアートのポテンシャルに限界があると信じられていることが原因(再びたぶん)であると思われるが、良いキュレーターとさえ組めば常套手段の1つになるのではないかと思う。