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Campaign, more than anything

DIESEL。もっともっとクレージーに。


DIESELが2月頃から“SEX SELLS〜Unfortunately We Sell Jeans(不運にもジーンズ売ります)”なるクレージーなタイトルでキャンペーンを展開なさっている。当初は、セクシー系ビジュアル全開の“Calvin Klein”的手口かと思いきや、別枠で“Be Stupid”と呼びかけているだけあり、内容がぶっ飛んでいる。
オランダ,ルクセンブルグ,ベルギーで実施された店頭キャンペーンでのこと。セクシーな女がショーケースで客を挑発したり、男の股間を立派に装うための男根を想起させるエアポンプを配付したり、「54%の男は外でセックスするとき、ジーンズを降ろさない」「54%の人はポルノ映画に出てみたいと思っている」とプリントされた店頭POPを設置したり。

更に、先頃行われたストリートスタントでは、そのエアポンプを仕込んだ「超もっこり」男性バレリーナが踊ったりと「やりたい放題」である。

世の企業の多くはかなり微妙なトーン&マナーと狭量なレギュレーションでコミュニケーションをなさっており、プランニングの際に「らしい」「らしくない」と微妙な匙加減に関する議論を激しく展開されていると予想できるが、DIESELに限って言えば「頭のネジを2,3本はずすこと。以上」である。「クレージー」になることは勇気が必要だが、なってしまえば、その後は比較的「らくちん」ではないだろうか。