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3/22 World Water Day(世界水の日)




およそ水の無い生活は考えられない。が、世界で9億の人が深刻な水不足に悩まされており、その約半数が子供で、5才以下の子供の死亡原因第2位が不衛生な水に関連しており、更に毎日3800人の子供が不衛生な水が原因で命を落としている。このようなことを看過できないと、UNICEFは2007年からTap Project(Tap=蛇口)をスタート。水問題に対する世界中の関心をフォーカスすると共に、個人・企業の支援を募り、世界100カ国の人たちにキレイな水と公衆衛生設備を提供してきた。そして、ビデオ(上)にあるように各地で募金イベントを実施し、セレブがテレビで募金を呼びか、全米を始め世界の多くのレストランが参加し、そこで提供される無料の水に対して1ドル募金を呼びかけるキャンペーンを展開するなど、3/22を“World Water Day”とし、より強力なキャンペーンを展開している(日本でも800店ほどが参加)。
“World Water Day”に先駆けてリリースされたTVCM(下)のテーマは“Haiti 2025”。未曾有の悲劇に見舞われているハイチが、15年後の2025年には、子供達がウォーターバルーンで遊べるような国にしたいとの願いが込められている。
この手のクリエーティブは広告代理店によるボランティア的作業によって成り立っているようで、代理店は、ここでチカラを見せつけ、企業からがっぽり稼ごうという算段だ。つまり、大企業が間接的に寄付しているということだ。なるほど、正しいお金の巡り方になっている。