地下鉄職員の警備網をたくみにかわしながら、パリの広大な地下空間でこっそりと行われた創作活動
Désenchantement, 2015. All photos courtesy of the artist
地下鉄を敷設することによって生まれたパリの広大な地下空間で、数年間に渡り、こっそりと創作活動をしていたアーティストRadouan Zeghidour。彼の昼の顔は学生ですが、夜は大都市・パリの地下空間を徘徊する男です。不正に地下に潜り、ひたすらアート活動可能な空間を探索。地下鉄路線脇に小さな空間を発見すると、その扉のドアノブにタバコを置いて、それが次回来た時に落ちていたり、なくなっていれば、そこは地下鉄関係者が見回りするエリア、そうでなければ大丈夫なエリアと...といった感じで可能性を判断していったそうです。
Citadelle, 2013
Radeau échoué, 2014.
Désenchantement, 2015
物理的な作品の美しさや鋭いコンセプトを退廃的な行為(違法行為)でカタチにするという点にストリートアートの魅力を感じますが、その「退廃的な行為」という部分をいとも簡単に包摂する商業主義のチカラは強大です。
今やストリートアートは広く市民権を獲得しつつあり、「ストリートアートは地域の不動産価値を高める」として「誘致を呼びかける」ような動きもあるそうです。そうなると、必然的に本来のカウンターカルチャー側面は削がれ、物足りなさを感じる次第です。
ストリートアートのスピリットごと、共存できる都市を望みたいです。
日頃凌ぎを削るライバル広告会社が「WAR」という名の下に手をつなぐPOST-IT祭り
ソーシャルメディで影響力を持つユーザーが多く存在する業界ってどこか、と考えるとやっぱり広告クリエーティブ界隈ではないかと思います。個々人の発信力の業界別平均値では群を抜いていると想像します。
Marge & Maggie stopped by #postitwar #canalnotes pic.twitter.com/6ZFhCwLtHS
— kBostley (@kBostley) 2016年5月13日
Havas is winning #canalnotes pic.twitter.com/aHhu03kpPM
— Greg (@motylenski) 2016年5月13日
Windows $100 suggested charity donation #milliondollarhomepage style.SnapChat 1st WIP. Retweet to help #canalnotes pic.twitter.com/DPR41IQQcm
— Tom Goodwin (@tomfgoodwin) 2016年5月13日
The @Postit war between @havasnyc and @harrisonandstar is now officially on... #canalnotes #postitwars pic.twitter.com/V8F6sbmzmM
— Sarah (@slou20) 2016年5月13日
Hangman jumps into the post-it wars #canalnotes #havas pic.twitter.com/6gaRMThS2Y
— paul vinod (@Vinvox) 2016年5月13日
The Lorax joins the #postit party. #postitwars #postitwar #canalnotes pic.twitter.com/UsBxk4FOOc
— Erika Wegener (@ELWegener) 2016年5月13日
In a #postitwar with the office across the street. Didn't start it, but we're gonna finish it! #canalnotes #postits pic.twitter.com/5eD5dJCCmn
— Erika Wegener (@ELWegener) 2016年5月13日
The #postit art is getting crazy! Amazed this was never a thing before. #interofficeLove #canalnotes pic.twitter.com/NvZUj98IEs
— Scott Ahearn (@scottahearnnet) 2016年5月13日
First few days at the new gig have been pretty good. Proud of the collab on this one. #postitwars #canalnotes pic.twitter.com/AiYGj5XnYV
— Bryan Haker (@bryanhaker) 2016年5月11日
Post-it wars NYC #canalnotes pic.twitter.com/fITEkY64cc
— paul vinod (@Vinvox) 2016年5月10日
ミレニアル世代を引きつける新しいスポーツを開発し続ける「Whistle Sports」
リオ・オリンピックまで2ヶ月半です。私の胸は一向に高鳴りません。胸が高鳴らないのは、続々と噴出する問題のせいではないです。
スタッフに勝手にフォトショップされて激怒し、PVを引き上げるミーガン・トレーナーの迫真の演技でアルバム大ヒット間違いなしだとしたら、結構ボロい
ミーガン・トレーナー。ぽっちゃり系カリスマシンガーです。
うんざりしている。でもくよくよなんてしない。元通りになるまで、ビデオは引き上げることにした。私のウエストはあんなに細くないし、撮影の時のウェストはセクシーだったのに、なぜ?こんなビデオが出るとは思っていなかったし、こんなのが世界中に拡がったことがとっても恥ずかしい。それでもこのPVは気に入っているし、誇りに思っている。でも、私の肋骨を勝手に折られて頭にきてるわ。
史上初・満票でNBAシーズンMVPに輝いたステファン・カリーの活躍が人間離れしていてビデオゲームの中のカリーの動きが全く追いつかず、ファンが悲しんでいるらしい
ステファン・カリー(NBA / Golden State Wariors)。
史上初、満票でNBAシーズンMVPを獲得した規格外の男です。自身の3ポイント記録を塗りかえる2015-16シーズンの活躍があまりに変態的すぎて、リアルなカリーと"NBA2K16"(ビデオゲーム)のカリーの動きに大きなギャップが生じ、ファンをイライラさせているそうです。
こういうシチュエーションになれば、良いショットが打てるとか、悪いショットになるとか、ペナルティを食らうとか、現実をもとに、かなり細かく設定されているそうですが、リアル・カリーはそういうゲームの設定を軒並み越えていて、仮に、ゲームにおける現状の最高レーティング「99」を与えても、リアル・カリーに及ばないかもしれない、という状況らしいです。恐るべき男です。
ダミアン・ハーストの炎上商法的手法を見て、アートの名の下に行動すれば、ひょっとしたら「人殺し」でも許されるのではないか、と思ったりした。
現代アートの「価値基準」は難解です。「レディメイド」(デュシャン)だって、理解したフリをしていますが、心の奥底では「不必要なモノを買いたい気にさせる広告」とさほど変わらない、とか思っていたりします。
中世の頃、領主が美しい花の画を購入し、民衆の間でその美しさが話題になったんだけど、領主は単に美しい花の画というだけでなく、その花びらに込められた女性器のコンテクストにまで価値を感じており、民衆との価値観の差こそが作品に対する満足感になっている。
終わらない戦争。子供たちにとって、まだまだ続くショッキングな毎日
Most Shocking Second a Day。「Just because it isn't happening here, doesn't mean it isn't happening(ここで戦争が起きてないからといって、世界で戦争が起きていないわけではない)」
シリア内戦の被害を受けた子供たちを支援すべく、Save the Children 財団が「ロンドンで戦争が起こったら、あなたの子供たちはどんな日々を過ごすのか」という設定で 制作した、募金プロモーション映像です。2年前、この映像を見たとき、底知れない恐怖を覚えました。幸せそうな誕生日シーンから、1日1秒のカット割りで戦争に向かって展開していくスピード感に、平和の儚さを感じました。5,300万回以上視聴されてますが、皆同じように感じたのではないかと思います。