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卓球しながらカップスープを作って飲み干す唯一の方法


人はどんな時にカップスープを飲むのか? 昔はテレビの前に釘付けになっている時に手早く作れるカップスープが重宝されたかも知れないが、今ならきっとネットだ。では、「ネット」というシーンの中でどうやって手軽さをアピールするのか? Knorrが採用した方法がとても面白い。
場面設定は動画共有サイト。かなりチープな「世界卓球選手権決勝」の映像が流れている。何故か、対戦カードは「松本潤vs太郎」。松本潤がスマッシュを打った瞬間、動画がローディング状態に(よくある話だ)。何とその間を利用して太郎がカップスープを作って飲む。そして、太郎が戻った後、数回ラリーが続いて、最後は太郎がポイント。そして優勝。そのときに表示されるテロップが文字化けしているという洒落た演出。また、太郎がカップスープを飲んで試合に復帰する際にはオーバーレイの広告まで表示される。コピーは“Whenever you have a chance, quick Knorr”(クノール・チャンスを見逃すな!)

Youtubeに耽りつつ、イライラしている人たちのインサイトを見事に捉えた企画。更に、片言の解説や世界選手権というタイトルと会場クオリティのギャップ、一方で非現実的な凄いプレーなど、突っ込み所満載の設定が絶妙です。