私の便は何処へ

トイレを済ました後、すっきりすることはあっても、自分の便の行方が気になるという人はほとんどいないだろう。しかし、ほんの僅かな「自分の便の行方が気になる人」と「好奇心旺盛な人」の為にこの“Flush Tracker”なるものが登場した。但し、使えるエリアはUK,南アフリカ,インド,ポーランドに限定されている。
ということで、どちらかというと「好奇心旺盛な人」に属する私は英国人になりすましてやってみた。といっても大好きな「ハイバリースタジアム」で「トイレをした」と仮定し、Postal Codeをインターネットで調べて、入力しただけだ。すると、即座に地図が「ハイバリースタジアム」付近に遷移し、水色の線が便の流れに沿って地図上を走り始める。速度や移動距離もリアルタイムで表示してくれる。地図を観ているだけで少し楽しくなってくるが、ゴール到達までの時間があまりにも長く、しばらく放置。1時間以上経過し、やっと終了した。総移動距離6.06マイルで、William Girling Reservoir付近(といっても知りませんが)に到着した。
これ、一体何? ってことなんですが、11/19の“World Toilet Day”のプロモーションのようだ。世界の25億人が衛生面に配慮されたトイレを使用しておらず、菌の繁殖などが病気の原因になっているようで、その事実を広く知ってもらうこと、トイレの設置資金を集めることを目指している。
「世界○○デー」というのが多くなったように思う。この“World Toilet Day”というのもお初にお伺いした名前。それだけ世界は問題に満ち溢れているということなんだけど、未だに自分が何にコミットするのか軸足が定まっておらず、その優柔不断ぶりが情けなく感じます。