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制限速度を楽しく守らせる方法


フォルクスワーゲンが昨年来実施しているキャンペーン“The Fun Theory”(ちょっとしたFunなアイデアで人の行動を良い方向に替える)の一貫として開催されたアイデアコンテストでウィナーとなったKevin Richardsonの“The Speed Camera Lottery”がストックホルムで実現された。
これは、多くの制限速度を守らないドライバーを、少しでも守ろうという気にさせるアイデアで、絶え間なく替わる制限速度表示とそこを通過するクルマの速度が一致すると、反則金を担保に賞金が出るという仕掛け。
“The Swedish National Society for Road Safety”の協力のもと、3日間に渡って機器を設置し、24,857台のクルマが通過。平均速度は32kmから25kmへと下がり、成功したようだ。
法律や罰で強制するんじゃなくて、楽しいアイデアで人を誘導するって思考法は、社会のあらゆる場面で必要だし、自分にもそうだと思う。
※過去の“The Fun Theory”はこちら。(1,2,3)