電子書籍の進化形...旅する場所が反映される物語
本は旅のお供だけど、あくまでも旅とは切り離された存在だ。でもそれが旅と一体化すれば、つまり、旅先と物語が何らかの形でシンクロすれば、もっと旅が楽しくなる...ハズ。ブラジル最大のマイレージプログラム"Smile"が開発した"TRIP BOOK"はGPSを通じてリーダーの居場所を取得し、それが物語に反映される電子書籍。例えば、パリで読むとエッフェル塔や凱旋門が登場し、ロンドンで読めば、それがビッグベンになる。物語を書き下ろしたのはブラジルの人気作家"Marcelo Rubens Paiva。
旅をより楽しくするのがSmileのミッションであり、この本はそれに役立つというのがSmileの主張で、これはプロモーションブックな訳だけど、今後、作家の進化の1つの方向として「物語を楽しむ為に旅に出る」というのがあるかも知れない。