遊びながらプログラミングを学ぶ
「子供たちにプログラミング教育を!」というのは最近のお偉い方々の口癖になっているけど、実際どうすれば子供たちが興味を持てるのかという方法論の追求はまだ十分でないような気がする。無機質な記号が並ぶプログラムの世界を大人と同じように学ぶことは子供にとっては難し過ぎて、直ぐに飽きてしまいそうだ。
この"Hackball"は楽しみながらプログラミングを学ぶツール。iPadのAppを通じてボールに様々な機能をプログラムしていく。キックやパス、バウンドといったシンプルな動きをトリガーに音が鳴ったり、光ったり、それらをゲームとして昇華させたり。あるいはブーブークッション的な形で遊んだり、アラームクロックにしたり。
"HackBall"には加速度計・振動モーター・ジャイロスコープ・スピーカー・LEDライト・メモリーなどが内蔵されている。
"Hackball"は現在Kickstarterで資金調達を実施中で、目標100,000ドルに対して16日を残して230,000ドルを突破しており、注目の大きさを物語っている。
この前、清水幹太さんのブログで紹介されていたバイナリ(2進数)を理解するためのカードゲーム"バイナリーカード"とかもわかりやすいなぁと思ったんだけど、自分のように結構な年齢になって、あっという間に時代が変わって、そこについて行けずにただただ焦っているだけの人間にとっても、こういった子供向け教育ツールは良いなと思う。子供だけじゃなくて時代に取り残されたオッサンも救う市場として、盛り上がりそうだな。とりあえず、"Hackball"は欲しい。
(via Creative Review)