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トップミュージシャンとファンのエンゲージメント


トップミュージシャンとファンの関係って、以前は遠くから見守っているような感じだったけど、最近ではソーシャルネットワークで繋がったり、気軽にサインや握手に応じたり...というケースは少なく無く、ミュージシャンから積極的にエンゲージしている感じだ。しかし、Taylor Swiftほどその距離が近く、積極的にエンゲージするトップ・ミュージシャンはいないだろう。
先日彼女が投稿したビデオによると、彼女はここ1年に渡り、ソーシャルメディア上でのファンの行動を観察し、熱心なファンを抽出(若く、あまり都会的で無い女子及びゲイを選出)。米国と英国で彼等を"彼女の家!"に招待してプライベートパーティを開催した。招待者は@Taylor Nationのフォロワーであり、まず@Taylor Nationの運営会社からDMでインビテーションを受け取る。そして、パーティ当日、秘密のパーティ会場である"彼女の家!"から離れたどこかで集合し、ファン一同がバスに乗ってTaylorの家へ向かう。


彼女の家は豪華過ぎない温かい雰囲気のする一軒家であり、Taylorのイメージにぴったりだ。そして、Taylorの手作りお菓子や料理などが振る舞われ、一緒に写真を撮り(ハグなんて当たり前!)、メインイベントはニューアルバム"1989"の収録曲が一部披露される。

Taylorとファンの距離を縮めるだけでなく、ファン同士でTaylorの話題で盛り上がり、仲良くなり、みんながTaylorを中心にファミリーのような雰囲気になり、それがソーシャルネットワークの交流を活性化させることも計算されているのだろう。このやり方は凄い。