「音楽ホテル」というアイデア
"睡眠特化型ホテル"など、日本でも他のホテルとの違いを生み出すべく、色んな工夫がされているけど"Universal Music"と"MTV Europe"の並びにあるベルリンの"nhow"は欧州初の音楽ホテルと言われており、名曲タイトルに拘っている。ホテル内の場所やツールと曲名が絶妙にリンクしており、知っている人間にとってはにやつきっぱなしの滞在になるに違いない。
エントランスには"Welcome to the Jungle"(Guns N Roses)。ツカミにピッタリの曲。
プッシュドアには"Push it. Push it real good."(Salt n’ Peppa)。
テラスへと続く階段には"Stairway to Heaven"(Led Zeppelin)。いいね!
エレベータには"Love in an Elevator"(Aero Smith)。「エレベーターの中で愛し合え。落ち目のときこそ派手にやらかそうぜ。エレベーターの中で愛し合え。奈落に落ちるまで愛し合え」...みたいな歌詞なんだけど、どんなドラマがあっただろうか。
コンシェルジェデスクには“I’ll be there for you”(The Rembrandts)。
通路表示は"Walk this Way"(RUN DMC)。これは気に入った。
1F EVホール。次ベルリン来る時もヨロシク的な? "One More Time"(Daft Punk)。
"Don't disturb"が"Enjoy the Silence"(Depeche Mode)。なるほど。
部屋の中の照明スウィッチは"All of the Lights"(Kanye West)。
部屋置きのミントは"Sweet dreams are made of this"(Eurythmic)。曲調までピッタリだ。渋い。
フロントへの電話は"Call me maybe"(Carly Rae Jepsen)。流行ったなぁ。
石鹸は"Dirty"(Christina Aguilera)。
レストランは"Hungry Eyes"(Eric Carmen)。メニュー1つ1つにもフレーズが割り当てられている。
ギターのルームサービスもある。そして、表示されている全ての曲が入ったSpotifyのPlaylistも用意されている。
このホテルのプランニング、きっと楽しかっただろうなぁ。