アマゾンの熱帯雨林伐採問題を利用して名前を売り込む
英国ではイングランドのWorld Cupでの戦いと並んで話題になったキャンペーンがあるそうだ。Paddy Power(英国のブックメーカー)によるそのキャンペーンは、"The Sabotage Times"に掲載された以下の写真から始まった。(The Sabotage Timesって名前が怪しすぎる...)
"C'MON ENGLAND PP"。イングランド代表がアマゾンの熱帯雨林を切り拓いた都市で試合をしていることから、こういったメッセージになったようだ。この会社、いつも下品な企画をやっているからか、即座に炎上。みんなはPaddy Powerが熱帯雨林を伐採したと思い込んだ。
更にはセレブまでが不快感Tweetするようになり、騒ぎは大きくなった。
この騒ぎにオンラインメディア各社も飛びついた。
そして最後に、"私たちはブラジル人がやっているようなことをアマゾンに対してやっていません"とこんなビジュアルをリリースした。そして"90分毎にフットボールグラウンド122面分の熱帯雨林が伐採されている"というアマゾンの熱帯雨林伐採の事実を伝えた。つまり、アマゾンの危機に世界の注目を集めるための企画であった訳だ。
"SHAVE THE FOREST"の"H"をとって"SAVE THE FOREST"とはうまいこと言った。
トータルで、Twitterで3,550万impressions、Redditで836,000viewsを記録。少なくともアマゾンの森林再生に寄付するぐらいのことがあっても良さそうだけど。これだとアマゾンの熱帯雨林伐採問題を利用してPaddy Powerの名前を売っただけにならないか?下品だ。